honkyochiblog

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「パフューム ある人殺しの物語」

もうね、ひとことで言うと「(゜д゜)ポカーニバル」。
実際にこういう顔になってた。
劇場で見とけとしか言いようがない。カーニバルすぎ。


主人公はジョジョ4部の殺人鬼・吉良吉影ばりに異能で、あまりにも突き抜けていてそれゆえ孤独で、周囲に甚大な被害をもたらしておいてそれに気づかず(主人公と別れた後の展開は毎度笑える)、自分のしでかしたことに対する反省とか後悔とかそういうものが皆無(というかそういう概念が無い)で、それでいて、というかそれゆえにか、観客が彼を応援してしまっているというのが何ともはや、面白い。まさにアンチヒーロー
いやもうね、あの小壜が埋まるまでは安心出来なくて出来なくて!すごいハラハラしたよ!「あともうちょっとなのに!」まあ周囲は恐怖のズンドコ*1で、埋まったからってそれが目指す究極かどうかなんて分かりゃしない*2んだけど、そんなんどうだっていいじゃねえかという気持ちにすらなる。
だって究極を目指すんですよ?理屈で到達出来る境地じゃないんです!人類くらいやめなくてどうしますか?!我々はそんな彼を無条件で応援して、ちょっとくらいの失敗は大目に見るべきなんです!という気に。
じっさい結果を出したしね。
あまりのことにそれを理解出来る人間がいなかったけど、まあそれはしょうがないよね。
で、たしかに、ものすごくいい匂いがする娘っているよね。
処女かどうかまでわかるほどには鼻はよくないけど。

*1:恐怖にかられてこんな悲劇が…という描写が「それにしてもこの町人たち、ノリノリである」って感じだった。

*2:壜の数が師匠の教え通りとか、意味がなさすぎて笑った。いやなんかもっとこう、ホムンクルス作るのかよ!ってくらいのわけのわからない原料もぶち込んでてもいいんじゃないかとかね。まあそれに根拠なんかないけども。