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「喫茶 モア」

新宿駅近くの線路沿い(思い出横丁のあたり)にビル全部が喫茶店という建物がある*1
その名は『モア』。
60年代に建てられたとおぼしき建物で、外装は青と緑のサイケデリックな感じ。
そこに久しく会ってない、サカモトさんらしき人(像がおぼろげ)と二人で入ると、箱根細工のように壁が動いて玄関口を塞ぎ、壁だったところから受付が現れる。
そこにはホテルのフロントのように、きちっとした格好のボーイがいる。
ここでまず入場料を払わなければならないとのこと。
3500円。ドリンク代が含まれるのかは不明。
しかし払わないことには状況が変わらない様子なので払うことにした。3500円。
するとボーイが
「それではお客様、『遭難ルーム』にご案内します」
と言い、我々を先導する。
ボーイの後について廊下を抜け、開けてもらったドアをくぐり『遭難ルーム』に入る。そこは図書館と食堂が混ざったような空間で、壁には本棚が並び、一人用と大人数用のテーブルが混在していて、様々な人が書き物をしたりスポーツ新聞を読んだりしている。最初に目についたのは真剣な顔をして何かの資料をめくっているアジア系の女だ。適当に席に着こうとすると、ボーイが「こちらのお客さまはそちらの席に」と言い、離れて座らされた。それがこの部屋のルールなようだ。遭難だ。
ふと脇を見ると、テーブルがあったところがいつの間にか雑魚寝をするスペースになっているのに気付いたところで目が覚めた。

*1:現実にはない。