honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「SAFE/セイフ」

「(移動販売車の前で手をパンパン叩きながら)天才少女〜天才少女はいらんかね〜自殺寸前だった元・凄腕の掃除人と逃避行だよ〜大売り出しだよ〜」
「少女屋さん!そ、(ATMでお金をおろしながら)その設定だけで買います売ってください!」
「(札を数え)毎度おおきに!じゃ、これ」

「えっ」
「(急に怖い雰囲気に)なんだい、何か文句あんのかい」
「いや、ちょっ、その…」
「完全に天才少女だ、嘘は言ってねえ」
「ですよね…はい、その通りで…すけども…なんというかいかんせん、その辺の子供感が凄すぎるっていうか…」
「タダで美少女が出てくるとかずうずうしいんだよ!お前らはポケットを叩けばクロエ・モレッツシアーシャ・ローナンが出てくると思ってやがる!あんなのはファンタジーの存在だ!こっちが現実だ!」
「そんな、現実を忘れるためっつって劇場に行って…いや、まあ、そっか…これが本当か…」
「というわけでセーフ!」
「個人的にはこれまでの少女ものの名作を全部この子供に置き換えてみたら余裕でアウトなんですけどもそんなのしょせん個人の感想ですからね…」
「いつまでも『レオン』とか言ってて正直ウゼエって女性からのご意見が多く寄せられています」
「やや、当時は江口洋介もあの映画にいたく感動して『ディアマチルダ 〜君の行方を見守っている〜』なんて曲をリリースしたんですよ!」
ロリコンは世間様に生かしてもらってるだけありがたいと思わなくちゃいけねえ」
「いやロリとか、それはあくまで映画の上だけで面白がるっていうかピックアップしてるんであって別に現実に反映されてるわけではないのでそこを勘違いされては困るっていうか…」
「まあそんなわけで」
「はいそんなわけで!」
「これじっさいそんな逃避行って話でもねえんだよな」
「数時間くらい?ですかこれ、一緒にいたの。そんな短期間で打ち解けます?何が何やらなあの状況で。ステイサムならいいの?」
「周到な準備もできてないのにな」
「『メカニック』の面白さを引きずってると面食らいますよね」
「速さのためにいろいろ切り捨てたっていうか、犠牲になった感がな」
「アクション自体はおおむね『ほほー』って見せるんですが、そもそも物語の発端と結末に納得できないんですよ。あ、クリス・サランドンが出てたのはよかったです」
「マフィアがあんな子供にそんな根幹部分を任せるものかな」
「あんなザマになった各勢力が大人しく矛を収めてくれるものなのかとか…全然セーフティロックかかってる気がしなくて…」
「『ディアマチルダ』、YouTubeに無いなー」
「ないですねえ…あれでも貼ってお茶を濁そうかと思ったのに…」