honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

常沌(常春みたいな意味で)

例によって近所にパトカーと救急車が停まっている。
すぐ近くの路上に女性が寝そべっている。何か抗議しているようだ。
内容は「何も悪いことをしていないのにタクシーから放り出すのは不当である」とのこと。
断片的な情報を総合するとこうだ。
彼女は近所の生活保護を受ける人が集うスタンドバーの常連である。四十歳前。
さきほど、いささかお酒を召した状態で千円札を振り回してタクシーを停め、
運転手に「このお金の分、自分をどこへでも連れて行ってください」と要求した(実際にはこんな丁寧な口調ではなかったはず)ところ、
運転手はこれを拒否、そのまま降車させられてしまった。
彼女はそんな扱いを受ける謂れはないとこれに抗議、座り込み…というか、寝込みを始める。


だいぶ粘っていたが、結局彼女を載せた担架を積んで救急車は去って行った。