http://www.asahi.com/national/update/1220/OSK200612200084.html
２０日午後５時ごろ、滋賀県大津市大物の比良山系で、近くの男性が「近くの山で煙が見える。飛行機でも落ちたのではないか」と１１０番通報した。滋賀県警は対策本部を設置。消防と約９０人態勢で付近を捜索したが、夜までに飛行機が見つからず捜索を打ち切った。２１日朝から捜索を再開する。
対策本部によると、男性の妻が小型の飛行機のようなものが急降下し、山陰に消えたのを目撃したという。県警と航空自衛隊のヘリが上空から捜索したが見つからず、大阪航空事務所や民間の飛行機クラブに全国のフライトなども確認したが、該当する航空機はなかったという。
男性は朝日新聞の取材に対し「妻がブーメランの形をした小さい飛行機のようなものが火を噴いて落ちるのを見た。自分も山を見たら煙が上がっていた」などと話した。
数日後、黒い背広を着た、表情の無い二人組の男が夫婦のもとを訪れる。
数分後、男たちは帰る。
それからしばらくして、近所の住人は夫婦が荷造りをしているのに気づき、話しかける。
夫婦は生気の抜けた表情で「年末ジャンボに当たったので牧場を買う」と繰り返すばかり。
やがて家の前に黒塗りのバンが停まり、夫婦は荷物を抱えて物も言わずそれに乗り込み、
それきり二度と戻らない。
