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グエムルで何か考エル

グエムルを含みますので未見の方は閲覧を中止し、速やかに避難してください)
何がすごいって、まずグエムル被害で亡くなった人の合同葬儀会場で遺族が泣き叫ぶ様子をギャグにした(ひときわカメラ栄えしそうな感じで泣き叫ぶ主人公一家にマスコミのカメラが群がる)ところですよね。いや、笑いましたが。
「ははは、本人、生きてんのに、何そんな激しく泣いてんの」と笑う、まあそんな感じのギャグなわけですが、そういうのはふつう、誰も死んでないからこそ心置きなく笑えるんですよね。神(と観客)ならぬ身の主人公一家には娘が生きてるなんて知る由もないのもさることながら、周りの人は(映画内)現実として、家族を食い殺されてるわけですからね。そういう場で葬式コントをやるのは並大抵のことではないなと。娘も生きてるとはいえ、いつ死んでもおかしくない状態なわけだし。
しかし泣き方ってつくづく違いますよね。日本だと(映画でも現実でも)みんな感情押し殺すようにして泣くのが大体かなと思うんですが、ニュース等で見る限り、韓国は大声で泣きながらアグレッシブに動いてるので、それは韓国と日本の国民性の違いかなと思ってたんだけど、グエムルのこれ見て、ああ、韓国にもそういうのを客観的に見て、機会さえあればそれを大いに笑う(でなかったら成立しないだろう、あのへん)人もいるんだなあと。