honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「グエムル 漢江の怪物」

「(怪物の食道におさまりながら)グエエエエ」
「(むるやり引きずり出しながら)はいどうも!」
「いやー、はっはっは」
「すごいもん見ちゃいましたね」
グエムルを含みます)




「それにしても一言ではまとめられない映画だ」
「枠組みはきっちり怪獣映画で、見せ場はかっちり見せつつ、それでも何かが、確実に、狂ってますよね」
「売店で皆でカップラーメン食うとことか」
「あそこで普通に混ざってくるとか予想しないですよ。全員ノーリアクションでその後フォローなし。反応に困りますよ」
「怪物が出てない場面の方がシュールな展開が多いのな」
「ありとあらゆる公共機関が適当で、腐敗している、という世界観でしたね。ものすごいすんなり納得しますが」
「日本映画だとロケ協力してもらうんで気ぃ使って、なんか妙に有能に描かれることが多いからな」
「気を使うことと映画を面白くすることは全然関係ないんですけどね」
「教訓が皆無ってのもすごいよなー。誰もまとめねー」
「一家の中で戦力になりそうなのがアーチェリーの選手である長女ペ・ドゥナだけってのもすごいですよ」
「えんじ色のジャージ着てな。いや、ひとりいるだけでも大したもんだろ」
「ああ、普通は全然いないですよね。怪獣と闘うこともあり得ると考えて職業決める人ばかりじゃないですもんね」
「全然いねえよ!危険物の免許、乙5も取ろうかなとか考えてるお前は基準になんねえ!」
「ならないのか…」
「核の炎に包まれたのちの、暴力が支配する世界になったらなるけどな」
「よかった。いやよくない」
「しかしこの一家、怪獣映画の主人公としては面白すぎるよな」
「頭や要領が悪いのが執拗に強調されますよね」
「でもみんなかなり頑丈だ」
「最終的にはみんな戦闘能力振り絞りますし」
「しかし本当、経験やコネというものは無駄にならんなあと」
「ああ、次男の」
「最初存在感薄いんだが、後半みるみるキャラ立ってきてな」
「こいつ頑張らなかったら最後の展開はないですからね」
「長男の免疫力の異常な高さも重要だが」

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