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「ピンクパンサー」

スティーブ・マーティン、主演映画が日本で劇場公開されてよかったなぁ(涙)
ビデオスルーほんとに多いもんなあ。
ビッグムービー』とか弟id:honto117と一緒に見て死ぬかと思うくらい笑ったんだけど、日本じゃいかんせん人気ないんだよなあ。映画の存在自体、公開されて初めて知ったもの。
まあそんなわけで往年のシリーズのリメイクというか、まあ現代版か。
話は例によって、何も考えていないバカがとんとん拍子に大逆転、という『ザ・シンプソンズ』にも通じる安心して見てられる作り。まあバカというか、思い込みが強くて、意図せず破壊を引き起こす率が高いという感じ?ひとり暮らしだけど部屋も普通に綺麗だし服装もいい加減じゃないし、そんなにバカとか変人って感じでもない。
それにしても主題歌懐かしい。ドリフでよく聞いたなあ。
オープニングタイトルがアニメってのもいいもんだ。
(微妙にネタ(ギャグのネタ)バレを含みます。)
相方となるジャン・レノがなぜか田中邦衛を彷彿とさせる。今まで別にそうは思わなかったけどなあ。ノーネクタイなのと髪型からかなあ。
秘書役の女優さん、エミリー・モーティマーっていうのか、なんともいい感じだなあ。って年上かあ(遠い目)うーむいいなあ…。でも出番少ないぜー。捜査にあんま絡まないもんなー。今時なんだからもっと絡んだ方がいいよー。
さんざ繰り返される、どつかれたり事故になったりで怪我もしくは大怪我、というギャグの締めは上司役のケヴィン・クラインのメイクが微妙にリアルだったりするせいか、その前からスティーブ・マーティンによって肉体的な被害を受けているからか、痛々しすぎて「もう許したれよ」って感じで個人的にはイマイチだったなあ。『裸の銃を持つ男』のO・J・シンプソンが車椅子で野球場の観客席を滑り落ちていくのは相当笑った覚えがあるんだけど。そういうのも人徳かなあ。ボコボコな様を笑うときは(そうなる人にも邪気がなくて)状況もナンセンスな方がいいということかなー。
取調べ室に行く前に「ここはアメとムチ作戦だな!」と相方ジャン・レノに言っといて両方とも自分でやっちゃって、脅し用の拷問まで自分にやっちゃう(その後しばらく股間から煙が出てる)とか、エミリー・モーティマーの口から飛び出た茹で卵がぶつかった人が自転車ごと屋台に突っ込むと爆発するとか、基本をおろそかにしないでなお意表をつこうとする姿勢はやっぱいいねえ。その姿勢そのものが笑える。