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これはお買い得ですね!



京都府警の4〜6月期のガソリン入札結果がこのほど明らかになりまして、その落札価格が大きな波紋を呼んでいます」
「四半期分140㌔㍑弱を落札したのは京都府内に本社を置く元売*1子会社で、1㍑85.75円でした」
「2004年03月の京都の市場小売価格は1㍑98円です(石油情報センター発表)」
「市場性を無視した安値で元売子会社が入札したことにつきまして、同系列の業者をはじめ地元業者からは『元売は何を考えているのか』と不満の声が上がっています」
「大幅な仕切り*2値上げを系列業者に行いつつ、その一方で子会社が大口需要家に極端な安値で販売するという構図に、地元業者は『これが元売の真の姿』と不信感をあらわにしています」
「85円台という落札価格も『われわれの仕切り価格よりも5円も安い』と訴えておられます」
「関係者の一人は『今回の大きな問題は元売子会社が一般仕切りを5円も下回る価格を官公庁で入札したことにある。これでは地元業者は当然だが、広域業者、商社も入札できない。われわれの仕切りを大幅に上げ、一方で子会社を使って大口需要を競争できない状況で落札する。これが元売の社販率を高める狙いなのか』と指摘しています」
あ、悪いのは石油の元売会社という話に落ち着いてしまうじゃないか。
そんな結論誰も求めていないような気がひしひしと。

*1:第二次大戦後に国内での石油精製が再開された際、精製設備ないしは輸入基地を持ち、製品の配給能力を有すると認められた事業者を「登録元売業者」と指定した。現在では石油製品の一次卸事業者を指す総称となっている。一般的には元売会社は原油探鉱開発、タンカー会社、精製会社、物流会社を資本支配下におき、メーカー機能までをも総称して「元売」ということが多い。

*2:元売等の一次卸事業者が特約店等の二次卸事業者に販売する卸価格のこと。二次卸事業者が販売店などに販売する卸価格をサブ仕切価格ということもある。