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さようなら、はてなグループ…

映画

「ユナイテッド−ミュンヘンの悲劇−」

あの名作シリーズ「栄光なき天才たち」にも収録されてる有名な逸話の映画化…というかテレビドラマなのか、これ。 この予告編みたときは「うおお…」と早くも泣きそうになったけど、構成要素もこれだけっていうか、いざ観るとテレビサイズってことに嫌でも納得…

「ミッドナイト・イン・パリ」

ウディ・アレンが昔書いてた有名文化人総出演のホラ短編小説っぽい感じで面白いけど、エイドリアン・ブロディの演技設計はあれはどうなのか…かくし芸大会みたいなもんと思えばいいのか…

「発情アニマル」

知る人ぞ知る幻の作品が、ベルフラワー上映後のスクリーンにてレイト上映!おおっ…てことで一旦出てすぐ入り直したけど、そもそもどこで自分がその名を知ったかよく覚えてないな…と思ったら、たぶん柳下毅一郎「興行師たちの映画史」だ。あとたぶん「女豹ビ…

「ベルフラワー」

世が世ならシネクイントかシネマライズで公開されたんだろうけど、もう世は世じゃない*1んだった。というくらい、撮り方がとにかく面白い。そのピントずらしシステム欲しい。火炎放射器も欲しい。車はいいや。燃費すごく悪そうだし。大黒パーキングくらいし…

「外事警察 その男に騙されるな」

「ハゲタカ」に続いて劇場に駆けつけるNHK土曜ドラマ劇場版。 そもそも諜報ものというジャンル自体が邦画では貴重だし、全体を貫くダークなトーン、曲者揃いの役者陣、キレのいいサウンドトラック(高いがCD買ったよ!)、時事ネタを取り入れていく姿勢、や…

「ファミリー・ツリー」

ハワイでも悲しいことは起きるし、嫌なことを言われたり知ったりもするという、言ってしまえば実に当たり前の話。素晴らしい出来。 「虹色ほたる」観終わって、すぐにこれが始まるってんで勢いで前情報ほとんど無しで観て本当よかった。 とにかく、何より演…

「虹色ほたる〜永遠の夏休み〜」

独特なペンタッチの作画で綴られる、これまたとても良心的なオリジナルアニメ。 ではあるけども、作り手の思い入れがいささか強すぎ、それがもろもろ、ちょっとずつ何だかなと感じられもして。具体的に言うとたかだか30年前くらいで「気持ちのいい人間が多い…

「映画『紙兎ロペ』〜つか、夏休みラスイチってマジっすか!?〜」

いや、好きなんだよロペ。本編前にかかると「お、ラッキー」って思うし、ニヤニヤしちゃうし。でなきゃ初日には行かない。だもんで、ロペとアキラ先輩の関東の下町のヤンキー感あふれるやる気ないボヤキ混じりのやりとりが真骨頂というのもよーくわかっては…

「孤島の王」

ステラン・スカルスガルド割引*1が一部で話題の映画。 そんな面白企画には当然ノルウェー!と挑戦し、 見事1800円を1000円に。いや危なかった…いざとなると舌がもつれて… えっとお話は、とある島にかつて、非行少年の矯正施設があって、新入りである主人公は…

「捜査官X」

前半からとてもユニークな切り口でなかなかにワクワクするんだけど、いよいよ迎えるクライマックスの〆が「どうしてそんなことを思いついたんでしょうか」って襟元を正して聞きたくなるくらいの、いま思い返してもつくづく感心するレベルで、観た瞬間はあま…

「ももへの手紙」

「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之のえっらい久しぶりの監督作。 丁寧に作られた、良心的なアニメ。いわゆる「震災以降」のアニメにもなっているというか。 吹き替え陣も皆よし。山ちゃんはいつもの通り最高だし、マメ役のチョー(って芸名の人)って「たんけんぼ…

「裏切りのサーカス」

もうとにかく予告編がよくて。 この音楽*1と名場面のつるべうち具合がどうにもツボに入って、早いこと観ないと気が済まない状態に。というわけでとにかく気は済んだ。いや本編も膨れ上がった期待にたがわぬ、全ての要素が最高品質な出来ではあるんだけど、観…

「バトルシップ」

基本、快調にご機嫌に飛ばす映画なんだけども、最終ラウンドの展開にはさすがに爆笑した。なんぼなんでも快調すぎっていうか、勢いありすぎ。ボーナスステージか。細けえことはいいんだよ!って、いいのかよw!ってか無理!「ゴールデンスランバー」より無理…

「ドライヴ」

噂にたがわぬ、様子のおかしい映画だった。なんかいちいち、ことごとく様子がおかしい。エレベーターの場面と影のカットは特におかしかった。なんだあれ。 登場人物の略歴など、諸々のわからなさっぷりも悪夢のよう。こういうトーンの映画に、かなり眠い状態…

「トロール・ハンター」

出来はなかなかにちゃんとしてるんだけど、テンポその他がやや牧歌的で、途中で睡魔に襲われ、睡魔には山睡魔と森睡魔がいることがわかったりしつつ、夢うつつのまま鑑賞終了。貴重なカメラマンさんが…あまり顧みられることもなく補充された感じだったけど、…

「カエル少年失踪殺人事件」

韓国の未解決事件もの。六本木でしかやってないんだけど、これがなかなかよかった。シネマートデーとかで1000円だったし。しかしいい加減、「殺人の追憶」観ないと…何かタイミング逃したんだよな… 行こうと思ったのはこのちょい不思議で、不安な気持ちになる…

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

期待値低めで行ったら意外とよかった。駆け出しの頃の流れで「朝の連続テレビ小説っぽいな!」と思えたのが大きい。定番の“戦争に耐える”篇もちょっとあるしね。若い頃の主人公を演じる女優もよかった。政治家としてのし上がっていく様子がもうちょっと見た…

「青い塩」

タイトルと設定はいい(それだけで劇場に行った)のに、脚本と演出がだめ。 「イルマーレ」の監督にソン・ガンホ主演(これが後押しになった)で、こんな体たらくになるとは…。傑作にはならずとも、せめて佳作にはなっててほしかった…しおしお…観客が青菜に…

「へんげ」

中盤までは、まあちょい捻った難病ものかな、ちょこちょこ安いけど、でもまあ予算も限られてるしこんな感じになるよね…あとはどう綺麗にまとめるかかな…と思ってたらクライマックスで「ちょ、待っ、いくらなんでもw!」っていう物凄い事態に。転調が急角度す…

「ヤング≒アダルト」

「殺す気かー!」みたいな声がいくつかTwitterのTLで見かけられた、三十代女子にとっての「ボーイズ・オン・ザ・ラン」か「(500)日のサマー」かっていう映画。女子の痛い里帰りという観点では「ロミー&ミッシェル」という先行作品もあるか。真ん中の≒は「…

「SHAME -シェイム-」

趣味の釣りが生きがいになっちゃって会社でも竿を磨いて過ごす駄目サラリーマンのところに、テキ屋稼業で各地を回りつつ旅先で一目惚れしてはその都度フラれて舞い戻ってくるフーテンの妹が転がり込んできて巻き起こる、てんやわんやの大騒動!という、松竹…

「ヒューゴの不思議な発明(3D)」

3Dの特性を最高に生かしていると聞いて、これは字幕も邪魔かもと思って吹き替え版で鑑賞。 まあ字幕でもよかったのかな。世界は相当に作りこまれ、もろもろ良心的ではあるけど個人的には細かく納得できず、物足りず。でも、とにかく過去パートの映画製作篇に…

「おとなのけんか」

三幕構成の演劇の、一幕めだけで終わってしまうようなもんで、これを成立させちゃうポランスキーの映画力たるやという。もう、いちいち構図がかっこいい。配置演出が職人技すぎる。 そして何よりクリストフ・ヴァルツ。 「もうやぁー」ってなったときの横座…

「POV〜呪われたフィルム〜」

『POV 呪われたフィルム』鑑賞。日本の恐怖映画演出がこれ一本を観るだけで全て体験出来るという信じられない傑作。作り手の映画に対する思いが強すぎて、もはや怖いかどうかも判断出来なくなる終盤の展開に大感動。アカデミー賞外国映画部門の代表作は本作…

「TIME/タイム」

鑑賞後に反省会も開催されないくらい基本設定はちゃんちゃらおかしいし、見せ場であるべき箇所でも緊迫できない、相当な脱力加減なんだけど、そもそもの設定は整合性など捨てて登場人物を全力で走らせるためだけに置かれてるんだなと思えば、「人間が走る姿…

「ペントハウス」

なかなか面白かった。多少偶然頼みの侵入計画はあれだけど、それも含めて何か懐かしい。そして役者がみんないい。 ベン・スティラーは腹立つアホ役よりこういう役のが好きだなー。

「ドラゴン・タトゥーの女」

レイアウトというか見た目はさすがに完璧でえらいこと格好良いが、オリジナルというかスウェーデン版からの改変点のそこかしこに不満を覚えてしまう。いかなフィンチャーといえど、やはりリメイクは難しいというか。どうせ北欧ロケすんならオリジナル企画で…

「人生はビギナーズ」

予告篇がいい感じだったので期待してたんだけど、なんか、うーん。 予告篇よかったんだよねえ。「38歳」ってナレーションきた瞬間「俺のことか!」ってガタッってなったし。何か境遇とか、立ち位置とか、シュッとした感じが似てんじゃない?って。 で本編み…

「J・エドガー」

「早口な天才が画期的なシステム作りにチャレンジ」って、それどこの「ソーシャル・ネットワーク」むかし版…ってアーミー・ハマーつながりで連想しつつ、でもどうにかこうにか「あー、これはこれで、いいんじゃないですか」ってとこまでたどり着けるあたりが…

「ラバー」

ヒューマントラストシネマ渋谷の21時20分〜の回。 これがね…上野顕太郎の漫画をつまらなくした感じ、と言えば伝わるかな…あ、わからない?実験的な…超ヘン漫画的な、でもうえけんの漫画みたいに不意を突かれて噴いたりはしないっていう…ええっと…いや正直、…