「いやいやはっは」
「ふははは！」
「来ましたねー、映画の神」
「邪神だけどな！」
「どうしたんでしょうか、監督はあのヘリの人が『振り落としてやる！』と言う場面の演出を考えてるまさにそのとき、おかしくなってしまったんでしょうか」
「『今日はうんと乱れてみたい気分なの』みたいな」
「『もっと荒々しく突いて！』みたいな」
「『そのキレイな顔を吹き飛ばしてやる！』みたいな」
「明らかに今まで積み上げてきたトーンと違いますよね。突いていけなくなりそうでしたよ、笑いすぎて」
「我慢の限界に来たんだろうか」
「映画そのものの完成度というか統一感は間違いなく乱してる気がするんですが、そういうことじゃないんだよなぁ、とつくづく」
「いかに想像だにしない展開にするか大会は映画界の一部で絶賛進行中だな」
「ともあれあれですよね、『主人公は美少女』『狙撃兵』『戒厳令』『焼き尽くす』に体が反応しちゃうダメなあなたは観に行くべきです、間違いなく。ダメって言うなー！」
「ダメなパパの驚異的な移動の正確さにも突っ込んではいけない！」
「もっと突いてー！」
