honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「映画の中のコンピュータ」

http://hp.vector.co.jp/authors/VA000092/jokes/index.html


  • 長い文章を入力するときでも、スペースバーを打つ必要がない
  • 全てのモニタは、5cm大の文字を表示する
  • NASAやCIAやその他の政府機関で使われる全てのハイテクコンピュータは、分かりやすいグラフィカル インタフェースを使っている
  • グラフィカル インタフェースを持たないものは、通常の英語で入力されたコマンドを正しく理解して実行する、信じられないほど強力なコマンドシェルを使っている

注記:これらのコマンドラインインタフェースで欲しい情報を取得するには、ただ単に "ACCESS THE SECRET FILES"(秘密のファイルにアクセスせよ) とタイプすれば良い

  • これらのコンピュータに破壊的なウィルスを感染させるには、単に "UPLOAD VIRUS" とタイプするだけで良い("Fortless"を見よ)
  • 全てのコンピュータは、相互に接続されている。悪党のデスクトップコンピュータの全ての情報にもアクセスできる。たとえその電源が入っていなくても。
  • パワフルなコンピュータは、キーを打つか画面が変わるときにビープ音を発する。中には、人の読むスピードを越えないように、スクリーン上へのアウトプットをスローダウンするコンピュータもある。なお、真に進んだコンピュータは、ドットマトリクスプリンタの音をエミュレートできる。
  • 全てのコンピュータのパネルは数千ボルトの電源で稼動しており、その下には爆発物が仕込まれている。故障は、ライトの激しい明滅、巻き上がる煙、著しいスパークで示され、登場人物はあわてて飛び去らねばならない。
  • データをセーブすることなく安全にコンピュータの電源を切ることが出来る
  • ハッカーは、世界中で最も強固なセキュリティを誇るコンピュータへ常に押し入ることができる。秘密のパスワードを推測して2回試してみるだけで。
  • アクセスが許可されない場合でも、"オーバーライド" 機能で回避できる(「デモリションマン」を見よ)
  • 普通のデスクトップPCならそれなりに、24時間365日稼動のコンピュータなら30分は起動にかかるところを、映画の中のコンピュータなら2秒で済ませられる。
  • 複雑な計算や、巨大なデータのロードは、通常3秒以下で達せられる。映画の中のモデムは、通常2ギガバイト/秒の転送速度を持つ。
  • 発電所・ミサイル基地・メインコンピュータなどがやられるとき、全ての制御盤は、ビル全体の崩壊に先立って爆発を起こす
  • ファイルをスクリーン上で見ているとき、誰かがよそでファイルを削除すると、スクリーン上からも消えてしまう("Clear and Present Danger"を見よ)
  • ディスクの中に暗号化されたファイルがあるとき、ディスクをコンピュータに挿入すると、自動的にパスワードを聞かれる
  • コンピュータは、製造元に関わらず他のコンピュータと通信できる。たとえそれが他の銀河系のものであっても。(「インディペンデンス デイ」を見よ)
  • コンピュータのディスクは、いかなる種類のコンピュータからでも読み書きできる。全てのソフトウェアは、どんなプラットフォームでも動作する。
  • 装置が高度であればあるほど、ボタンの数は多い(「エイリアン」を見よ)

注記:これらの高度なコンピュータを操作するには、高度な訓練を受けたエキスパートでなければならない。これらのボタンには、「自爆」ボタンを除き何のラベルも振られていないから。

  • 殆どのコンピュータは、たとえどんなに小さかろうと、現実以上にリアルな三次元のリアルタイムアニメーションと、写真なみに精細なグラフィクス能力を持つ。
  • ラップトップコンピュータは、実に素晴らしいリアルタイムなビデオ電話機能と、クレイコンピュータ並みの演算能力を持っている。
  • 映画の中のキャラクタがモニタを見るときにはいつも、イメージが非常に明るく表示され、表示内容が彼らの顔に反射されて見えるほどである(「エイリアン」や「2001年宇宙の旅」を見よ)
  • インターネットで検索をかけると、キーワードがいかにあいまいであろうと、常に目的の情報が得られる(「ミッション インポッシブル」を見よ。トム クルーズは"file"とか"computer"とかのキーワードで検索をかけ、たった3つの検索結果を得ている)。

ああ、コンピュータに詳しい人って映画観た後、一緒に観てた人に「あそこの描写はおかしいよ。だいたいさあ…」とか言ってそう。
で一緒に行ったのが奥さんだったら聞き流されてそう。
まあそもそも、およそ人類のする行為の中で、パソコンをいじってる姿ほど絵的に退屈なものもなく、そして大多数の観客にとってはコンピュータを操作して得られた結果をどうするのかとかそれに続くドンパチとかチュッチュッとかの方が興味の対象で、操作するシーンなんてかっこよく描写しつつもなるたけとっとと終わらせるのが賢明で(延々いじるなんて現実に皆がやってるわけだし)、なもんでここに挙げられたような例はそのような先人たちの創意と工夫の賜物なのであって、決して怠慢から生まれた描写なのではないのだよと、かように私は皆様に申し上げたい所存であります。心にもありませんが。
カセテ[.‥.]経由)