テーマは「落し物を拾うと死にます」。えーマジかよー。
予算で実現できる以上の地獄絵図の映像化に果敢に挑んだ、その心意気を買うべき映画
…かな？借り物の恐怖演出が多々見られるのがね。「下を向いた人」と「目の周りが黒い子供」ね。
もうちょっと盛り上げ方がうまければクライマックスで唐突に「エイリアン2」になるところは激燃えだったはず。
電車にはねられて死ぬ人が続出する話でも協力してくれる鉄道会社はあるもんです。
沢尻エリカという女優を初めてスクリーンで見たけども、真っ黒すぎる目と髪が少し怖い。
そういう撮り方なのかな。まあどのみちホラーには合ってる。
若槻千夏は勘の良さを感じさせるので、コメディにシリアスに、脇でバシバシ出るが吉、な気がする。
この二人の関係を描くくだりが微妙にダレてしまうのが難しいところだけど。
青春映画じゃないからいいのかな。いや、でもなあ。女優の相性かな。それとも脚本でどうにかなったのかな。
しかし「あじゃ」が憎たらしい同級生役を脱する日はいつか。
でも杉本彩が実は…な所は何か釈然としないぞ。あの定期券は最近発行されたものに見えたぞ。
それはさておき考えさせられるのは、前にも書いたけど、「ふと見ると陰気な雰囲気の人（主に女）が下を向いて立っている」だけで観客が怖がってくれる時代はそろそろ終わりを告げようとしているのではないかということで。
いくら偉大な発明でも、さすがに賞味期限というものはある。重宝なので皆が使いすぎた。
さあどうしたものか。
