honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「警察庁長官を撃った男」

警察庁長官を撃った男

警察庁長官を撃った男

犯人は分かっていた−
2010年3月30日時効。
自供していた謎の老スナイバー。
供述と証拠が揃いながら逮捕されないのはなぜか。
未解決事件の闇!!(帯より)

いやこれはとんでもなかった。
読んでて、何度か思わず立ち上がってしまった。「何それ!」とか呟きながら。
いくつかのボタンの掛け違いから、とめどなく、めくるめく迷宮へ迷い込んでいく捜査本部。
明らかに、どう考えても、真実に近いのはここなのに!この男なのに!わかっていながら絶対に到達できない、胸をかきむしりたくなるほどの徒労感。
本当に、米村敏朗警視総監(当時)は歴史に名を残すレベルの暗愚。どうしようもねえな、おっさん…
刑事部の皆さん、裏付け捜査、おつかれさまです…。
「老スナイパー」って単語だけで掴まれ気味な人はぜひ。読むべし。