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「楽園 流されて」

TSUTAYA半額第二弾。超映画批評で評価高かったのを不意に思い出して借りた。時々役に立つ超映画批評。
気の強い金持ち女と冴えない貧乏男が無人島に漂流し…で始まる、毎度おなじみ流浪の映画設定ですけども。
「日本でどうやって不揃いなふたりの漂流やります?予算ないんで豪華客船が沈没とかは無しで」って質問に「東京で女子アナやってる、我儘放題で育ったお嬢様が地元名士の親父の後を継ぐために田舎に戻っての選挙活動で文句垂れ流しながら離島を回っている最中に、テレビ取材に間に合うためにその辺のボートを勝手にチャーターして」と答えるのが、なんだかありそうな、ありえなさそうな、そういう微妙な線でナイス。どこのシチュエーションコメディですかという。選挙のタスキかけて自分が誰かを思い切りアピールしたまま漂流するとか、絵として相当おかしいよ。海鳥や魚に投票権があればよかったのにね。そういうことではないね。
「男だからって自動的にサバイバル能力があるわけじゃなし」というのもあまりに真実で痺れた。
こうならないためにも財布の中に釣針とテグス糸と虫眼鏡とコンパスと折り畳みナイフくらいは入れておこう。入り切らねえよ!
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