honkyochiblog

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「DEATH NOTE デスノート the Last name」

ラスト近くの、L側の仕掛けが明かされる時にようやく「おっ?」って感じになりますが、
それも40秒くらいしか続かず、6分40秒を過ぎる頃にはどうでもよくなり、
全体としては逆に「んー…」ってなるくらい緊迫感がないです。
私の所見では、それは監督が「女優さんの太腿を撮らないと死んじゃうよ病」に罹患していることに一因があると思われます。
監督が「女優さんの太腿を撮らないと死んじゃうよ病」を発症した場合、作っている映画が『チャーリーズ・エンジェル』とかなら何の問題もないのですが、緊迫感を出して何ぼのサスペンスの場合、「エロチック・サスペンス」と最初から銘打つとか、「女にモテまくるスパイ」の話とか、なんかそういう感じでうまくやらないと、「いや、その流れでなぜそんなに太腿を出して脚を組む」と観客に不審に思われてしまい、それ以降あまり真剣に見てもらえないような気がします。脚はいいものだということには同意しますし、まあ確かに片瀬那奈の脚は綺麗で、それは認めざるを得な…はっ、いやいや。久しぶりに見た上原さくらも、これはこれでなかなか…いやその、
で、おまけに今回は「細い二の腕も大好きだよ病」も併発している。これでは機能不全を起こすのも無理はない。いや実際、美砂の役の子、すっごく手足細いよねー。DVDにはカットされた監禁シーンはどれくらい入りますか?
あーえーととにかくそんなこんなですっかり厳密性が置き去りで。
「もうみんな当然読んでるよね?」と言わんばかりの適当さはあかんでしょう。
これで面白がれってのも観客にボランティア精神を求めすぎです。
いくら前作を見てそれなりに覚悟してるだろうと思ってもですよ。
さくらTV前での一連の流れの適当さは何でしょうか。何ですか。オープンセットのショボさもまあそうなんですが、まあ本質的なとこじゃないのでいいとして(いや、全然よかないんだけど)、あのタイミングで夜神局長がヘルメットを外すのはわけがわかりませんし、その後出てくる機動隊のヘルメットの透け透けぶりも納得がいきません。あの時点で第2のキラがどこから見ているのかは断定されてないんですから、どうにもおかしいです。
そんなのはほんの一例で、森の中でのノートのやりとりに至ってはもうね…
いやいや、捜査側のノート押収が前提の計画なのにそれじゃああんた…海砂の筆跡が…
こうしてガメラ貯金は底を尽き、完全な債務超過に陥ったわけです。