つくづく思い知らされましたよ。
とっくに、地上のあらゆる場所で、
『意地でも絶望しないよコンテスト』が、
始まっていたってことをね。
今年、プロ野球のファンであることをやめる友人がいます。
「お前にはあまりピンとこないかも知れないけどな。
もうパ・リーグを、パ・リーグのファンであるということを選んだ時点で、
自分たちこそが真に野球を愛しているという自負があったんだ。
お祭り騒ぎでドブに飛び込む連中とは違う、
何かがあったはずなんだ。
でもな、もう俺の中にそれは多分なくなったよ。
何年か前からうすうす分かってはいたんだけども、
でも今年ではっきり分かったよ。
もういいんだよ。
やっと卒業出来たと思えばいい。
これでもう、余計な時間を取られずに済むと思えばいいんだ」
いやいやいや。
そんな馬鹿な話があるか。
あるのか。
また、遅すぎたのか。