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honkyochinikkiから派生しました

「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」

すごいよね、紅一点のポーラ・ハットン(「デジャヴ」のヒロインもやってた人)がパーティー会場で胸元の開いたドレスを着てるのに、同時進行でプカプカ浮きながら(あとですごく具合悪くなりそうだよねあれ)サーバー室に侵入しようとがんばるジェレミー・レナーの袖や襟元からチラッと見える銀色の鎧みたいな反重力全身スーツの方がずっと気になるし、チームリーダーのトム・クルーズがドバイの世界一高いビルの壁面を張り付く手袋だけで登ったり滑ったりしてるのに、その後の同じビルの室内でジェレミー・レナーが瞬きを二回するのが女殺し屋にバレるんじゃないかっていう地味なサスペンスの方がずっとハラハラするっていうのは。それこそ「ザ・タウン」の、ジェレミー・レナーの延髄あたりのタトゥーが見られちゃうんじゃないかというえっらい地味なサスペンスを思い出す。

いやほんと、この映画のジェレミー・レナーはまさにヒロイン。初登場シーンから「目が大きくて賢い、気になるあの子」状態で、それ以降も「先輩(トムのこと)すごいです!」→「(チームに誘われて)えっ、どうしよう…」→「でも本当は、先輩のこと前から知ってて…」→「先輩あぶない!(しっかりキャッチ)」→「(トムの無茶な提案に)!いくら先輩でも、さすがにそれは!」→「まばたき2回、気づかれませんように…」→「もう覚悟を決めました!飛び込みます!」みたいな、なんかそういうハラハラドッキドキな流れ。
それに何だか、サイモン・ペッグがチームにいることの安心感はすごいよね。なんか、どんな無謀なミッションでも最終的にどうにかなりそう(途中とんでもないトラブルに見舞われるのはお約束)な、全員死なずに生還できるような気がしてくるもの。
監督はブラッド・バードということでシンプソンズ好き的にも見逃せない感じ。躍動感のあるアクション演出は実写でもいけるなあ。しかし冒頭に出てくる「高い所から落下しても大丈夫クッション」みたいなの、実際にあったらあんなコンパクトにおさまるもんじゃないだろうなー。だいたいあらかじめ持ち歩いてるってのもすごいというか。
そして(2は観てないけど)シリーズの構造として、終盤はミッションの枠から外れた完全アドリブ対応に終始するんだけど、たまには事前にきっちり準備した枠内で華麗に決まるのも観てみたいかな。まあいいか。なんかほら、いろいろ派手にやったけど最後はおっさんふたりがどつきあって終わるって点で「逃亡者」や「アンノウン」を思い出すんだよね。そういう映画群あるよね。
あ、あと洋風洞口依子って感じのふてくされ顔のレア・セイドゥよかった。

経歴みるとすごい映画一家。
「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」でミカエルさんを演じたミカエルさんも活躍してて何よりだ。トムが手の平に描いたミカエルさん似顔絵のキャプチャ画像があったら貼ってたけど、見つからないな。