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さようなら、はてなグループ…

「まれ」を振り返る?

うわお、2年以上も何も書いてないじゃないか。

そんな何も無かった?そこまで何も書く気になれなかった?そんな余裕がなかった?

じゃあこないだ終わった地獄の朝の連続テレビ小説「まれ」のこと書く?もっと前向きなこと書く流れ?そうでもない?

…まあTwitterの方で限界まで踊りきったんでもう特に書くことはないんじゃない…のかな…「純と愛」ほどあからさまに酷い内容ではないけど、劇中で人は死んでいないけど、全壊するセットを作るような災害とかも発生したりしてないけど、それだけにダメージでかかったというか。なんて燃費のいいエンジンなんだ。実際すごいよ、よくぞここまで視聴者を選ぶ代物を作り上げちまったなっていう。よくぞここまで(当然NHK内にもあるであろう)チェックポイントをすり抜けてパワハラモラハラ・セクハラその他この世の可燃物詰め合わせを積み上げたなっていう。これほど「6ヶ月きっちり放映するってことにこだわる必要は全くないんですよ!」と思わせた朝ドラもないよなっていう。何年も前から言ってるけど最初は地方ロケとか無しのパイロット版を作って23時台とかで放映して、評判良かったら朝ドラ枠で本格的に製作するとかさ!そういうの必要じゃないですかね!Twitterの固定ツイートにしてるけど、朝ドラってのはその時間必ずNHKつけることにしてる人にとっては一コンテンツというより一インフラなんだから。挑戦作とか問題作は別枠で!

で、「まれ」は何のドラマなのよって言えば、まあ一流のパティシエを目指す女の子の成長物語とかそういうものなんだけど、とにかく主人公であるところのまれの行動言動がいちいち不快になっていって、相手役の漆バカこと圭太がまた輪をかけて不快で独善的でどうしようもなくて。犯罪実録ものとか「ファーゴ」みたいな創作実話系?みたいなもんなら完全にわかるんだけどっていうどうしようもなさ。役がよくないのもさることながら、役者の力量もどちらも足りてないのもなおマズかった。まずここでの賛否で批判派とこの二人ならなんでも賞賛の肯定派、通称けんたお派の深い深い断絶が始まった。いや、主演ペアのどっちかはちゃんとしてないとマジどうにもなんねー。土屋太鳳はこの役との相性が決定的に悪かったとも言えるけど。挿入歌の俗称ドンセイグッバイも単体で聞けば悪い歌ではないけど、どうにも使いすぎで、いざかかると「はいはいドンセイドンセイ」と誰かに言われて笑ってしまうようになって曲としては死んだ。「鋭敏な味覚」とか「新鮮な能登の食材」とか単語だけ見かけても一瞬ムカッとくる始末。

ただ「純と愛」のときとはちょっと違うなってこともいくつかあって、ひとつはTwitter上で同じ感じでムカムカしながらも朝ドラを観続けてる人たちとのゆるいつながり具合。これがあったから自分もこのつらい経験を乗り越えられたなと。勝手に戦友みたいな気持ちになってたなと。そしてその様子を朝ドラ見てない人たちも多少は面白く傍観できたのではないかなと(ミュートされていたかもしれないけども)。あと「レシピのことをフランス語ではルセットと言う」って使い所のない豆知識も、年が明けたら忘れちゃってるかもしれないけど、6ヶ月見続けて得た数少ない有用な知識だ。

そんで、じゃあ脚本の構成要素全部が駄目だったの?っていうとそうでもないっていうね。狙ったギャグじゃないところ、ここ超面白いでしょ?って演出側が推してないところ、脚本家の得意な分野(と察せられるところ)は暗く燃える可能性があった。あっただけにまたその不完全燃焼ぶりに腹が立った。臍を噛む思いっていうやつだ。闇堕ちしたサブヒロイン・一子の場面とまれの母・藍子の場面全般ね。あそこら辺には何かがあった。窓越しに洋一郎(能登パートの幼馴染み。一子に惚れてるボンクラ)が放り込んでくる生魚のように、後を引く、嫌な何かが。惜しむらくは主演ふたりがその闇の輝きに全くと言っていいほど寄与できなかったこと。主演ふたり以外の役者は求められた役割をきっちりこなし、だからこそ勿体なさも極まった。常盤貴子演じる藍子周りのことはどうしたってちゃんと描くべきだった。彼女がどのようにして視聴者のみを恐怖させる存在と化していったのか、描かれなければいけなかった。あ、呼吸をするように嘘をつく弟子の沙耶は終盤を大いに(一部で)盛り上げた。演じた飯豊まりえはグッジョブすぎた。戦隊もの出身なんだね。同じくニチアサ出身の清水富美加はサブヒロインで健闘していたけど、いかんせん改心以降は便利に使われすぎた。そして門脇麦演じるサードヒロインみのりは全体に割を食いまくりで気の毒だった。中村優子をあんな風にモブ扱いしてはいけなかった。飯田基祐(仁良課長!)に何もさせずに退場させてはいけないし、藤あや子に歌わせないのも訳分かんない(ものまね芸人にはものまねさせたのに!)。あと柳楽優弥すげえなとも思った(出演作品何もかも未見。すいません)。「引っ越してきたばかりのまれの部屋に酔っ払って入ってきて無理やりキスしてくる」というおよそ最悪の出逢い方をしたというのに、最終的には「圭太と別れてこっちとくっつけ」と言われるに至るとは。圭太がひどすぎたとも言えるけども。

…いやまだ全然言い切れた気がしないな。なんだったんだろうな、あれは。やっぱり振り返るのはやめとこうか!

ではお別れに、「まれ」実況TLで大活躍したあの方にお越しいただきましょう。

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「……」

それでは皆様、またどこかのTLで、お会いしましょう!

 

反省会関連リンク:

einfall.hatenablog.com

今年観た映画2014

「ゼロ・グラビティ」(ここまで1月。計1本)
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(ここまで2月。計2本)
「赤×ピンク」
「新しき世界」
「映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち」
「LEGO(R)ムービー」
「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜」
「LIFE!」(ここまで3月。計8本)
(4月なし)
(5月なし)
(6月なし)
「ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!」
「オール・ユー・ニード・イズ・キル(3D)」
「GODZILLA ゴジラ」(ここまで7月。計11本)
(8月なし)
「ジャージー・ボーイズ」
「マザー」(ここまで9月。計13本)
「劇場版 テレクラキャノンボール2013」
「映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」
「イコライザー」(ここまで10月。計16本)
「映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ」2回目
「インターステラー」
「楽園追放-Expelled from Paradise-」
「ザ・レイドGOKUDO」(ここまで11月。計20本)

今年観た映画2013

「フリーランサー NY捜査線」
「テッド」
「フラッシュバックメモリーズ(3D)」
「ザ・フューチャー」
「ロンドンゾンビ紀行」
「テッド(2回目)」
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
「LOOPER/ルーパー」(ここまで1月。計8本)
「脳男」
「レッド・ライト」
「ゼロ・ダーク・サーティ」
「マーサ、あるいはマーシー・メイ」(ここまで2月。計12本)
「フライト」
「インターミッション」
「逃走車」
「奪命金」
「ジャンゴ 繋がれざる者」
「キャビン」
「蟻が空を飛ぶ日」
「映画プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」
「偽りなき者」
「野蛮なやつら/SAVAGES」
「シャドー・ダンサー」
「ザ・マスター」
「シュガー・ラッシュ」(ここまで3月。計25本)
「パラノーマン ブライス・ホローの謎」
「シュガー・ラッシュ(3D)」
「コズモポリス」
「フリア よみがえり少女」
「カレ・ブラン」
「アイアンマン3」(ここまで4月。計31本)
「L.A. ギャング ストーリー」(ここまで5月。計32本)
「オブリビオン」
「極道の妻たち Neo」
「ハル」
「アンチヴァイラル」(ここまで6月。計36本)
(7月なし)
「パシフィック・リム(3D吹き替え)」(ここまで8月。計37本)
「ウルヴァリン: SAMURAI(3D)」
「凶悪」(ここまで9月。計39本)
「映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス!」
「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」(ここまで10月。計41本)
「サカサマのパテマ」
「42 〜世界を変えた男〜」
「サプライズ」
「キャプテン・フィリップス」(ここまで11月。計45本)

去年より20本ほど減った…。
ていうかどうするってくらい間が空いた…
いやほら、プリキュアと…艦これが…こう…
あと地味にいろいろバタバタしたっていうか…

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