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「虹色ほたる〜永遠の夏休み〜」


独特なペンタッチの作画で綴られる、これまたとても良心的なオリジナルアニメ。
ではあるけども、作り手の思い入れがいささか強すぎ、それがもろもろ、ちょっとずつ何だかなと感じられもして。具体的に言うとたかだか30年前くらいで「気持ちのいい人間が多い」って言っちゃうとことか、エンドクレジットの〆に出るキャッチコピーとか、そういうとこ。
でもそうは言っても、こういう表現方法でないと到達できないものがある!という確信とか、6歳くらいにしか見えない9歳くらいの子をヒロインに設定しちゃう(まあ主人公も小学生なんだけどさ)思い切りとか、意外とひねってある脚本とか、クライマックスのほたる大量発生シーンがさすがに劇場映えするとか、もろもろ踏まえるとこれは評価しないわけにはいかねえ!っていう。
というわけで「喪失感をかかえた都会の子が田舎に来て現地の子や不思議な存在と触れ合い成長する」選手権ではかなりいい位置に。しかしこの選手権、どうにも「マイマイ新子と千年の魔法」が強すぎてのう…