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honkyochiblog

honkyochinikkiから派生しました

「ももへの手紙」

人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之のえっらい久しぶりの監督作。

丁寧に作られた、良心的なアニメ。いわゆる「震災以降」のアニメにもなっているというか。
吹き替え陣も皆よし。山ちゃんはいつもの通り最高だし、マメ役のチョー(って芸名の人)って「たんけんぼくのまち」のチョーさんか!ゴラムの声もシーザーの声も?アンディ・サーキスのフィックスなの?!あ、優香もなかなか。あと音楽は(現在BSで再放送中で毎朝見てる)「ゲゲゲの女房」の窪田ミナだ。
ただ、作りが丁寧にすぎるというか、構成などが大胆さに欠けるきらいがあって、それがリアル志向の絵柄や妖怪っていうモチーフとそのデザインも相まって、新鮮さや面白さにあまり繋がらないのが残念なとこかなーと…。「喪失感をかかえた子供が田舎に来て、現地の子や不思議な存在と触れ合い、成長する」ってジャンルが激戦区すぎるっていうこともある。ここに攻め込むか!果敢だな!っていう。丁寧といえば、人物の「かっこわるい姿勢」にもやけにこだわってたね。動きも。畳の上に仰向けになってそのまま滑って移動するとか、ああやりそうっていう。しかしその割に変なところを省略しちゃうのも何だかなと。医者を連れて来る顛末とか。
…実際、オリジナルのアニメを劇場公開してしかも当てるって、ものすごく大変だよね…。TVシリーズとかおなじみキャラとかなく、いきなり立ち上げなきゃいけないんだから。当事者の身になって考えただけでも震える。「夏休みに田舎で妖怪」はもうやめとこうってなっても次はじゃあどうするとか全然わからん…SFっぽくするとより敷居と難易度が上がる(気がする)し…「冬の都会で中年が」って東京ゴッドファーザーズだなそれ…。でもどうにかヒットさせないと、次のオリジナル企画が進まないし…全部シリーズものじゃまずいし…。でもこれもスクリーン数頑張りすぎたんじゃないか*1とか、こっちが何だか心配してしまって…書店とかでの宣伝はかなりやってたけどね…。
まあ心配するだけなのもなんだから、せめて前作を買っておこう。

人狼 JIN-ROH (廉価版) [Blu-ray]

人狼 JIN-ROH (廉価版) [Blu-ray]

廉価版ということで多少お求めやすく、多少あざといジャケになりました。

*1:今週末でTOHOでの上映回数が154→57になるってまとめサイトの記事があって…