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「バトルシップ」

基本、快調にご機嫌に飛ばす映画なんだけども、最終ラウンドの展開にはさすがに爆笑した。なんぼなんでも快調すぎっていうか、勢いありすぎ。ボーナスステージか。細けえことはいいんだよ!って、いいのかよw!ってか無理!「ゴールデンスランバー」より無理!でも文句を言う気は一切ない!
で、こういう限定空間内攻防戦って、どうしても膠着状態になって(ならないと息つく暇もなくなって緩急がなくなる)途中でダレちゃうもんだけど、それをデュアル展開にするとかボーナスステージ展開にするとか何かいろいろ工夫して絶妙に乗り切った。まさにそういう工夫が、途中で寝ちゃった「世界侵略:ロサンゼルス決戦」との違いというか。宇宙人側の「圧倒的な科学力を持ちながらの間抜けさ加減」はほぼ同じくらいなのに。そもそも昼の海戦って、明るくスコーンと抜けた感じで気持ちいいしね。
出演者といえば、リアーナって初めて観たけど、いいね。

イイ顔。まあ序盤の謎の物体の探索シーンとか、なんで彼女含む三人を最前線にやるんだよ、どういう組織編成だよって思うよね。そんなの見栄えがいいからに決まってるって監督は言うだろうし、まあですよねって納得しちゃうんだけど。あとはミシェル・ロドリゲスの席を奪えるかどうか。
友情出演くらいかと思ってたリーアム・ニーソンは意外と出番があった。一週間以上かかってるなありゃ(観る前は一日か三日拘束くらいで途中でかっこよく死んじゃって退場かと思ってた)。
日本というか自衛隊員で名前が出てくるのは浅野忠信くらいなんだけど、ずいぶんといい扱いだったね。どんな手だろうと平気で使う智将タイプとかおいしすぎる。他の同盟国が嫉妬するレベルの持ち上げ方。定型日本人だと「規律にうるさい融通きかない堅物」って感じだもんね。でも正直もう二人くらいキャラ立ちした自衛官いてほしかったな。
津波ブイ」以降の展開で映画の元ネタの「レーダー作戦ゲーム」を思い出して、正直燃えた。何か持ってたわ。懐かし燃え。
主演のテイラー・キッチュ、これまで知らなかったけど、ブレイクするのかなー。「ジョン・カーター」も、日本でくらいちょっとはヒットしてほしい気持ちになってくるなあ。キアヌ系の顔立ちのすがすがしいバカを大事にしよう。浅野忠信にも「あいつバカじゃねえ」って日本語でボヤかれるバカw 主役なのに…
そんなテイラー・キッチュの兄さん役のアレクサンダー・スカルスガルドって、「ドラゴン・タトゥーの女」でマルティン役かつ「マイティ・ソー」で博士役やったステラン・スカルスガルドの息子かー。「ズーランダー」も出てたかー。爆死するバカモデルの一人?出世したなー!w
あと部下に「廉価版マット・デイモン」って感じのがいてちょっと面白かった。Jesse Plemonsで画像検索すると出てくるので確認の方をどうかひとつ。
で、ああ、両脚を失ってリハビリ中の退役軍人役の人Gregory D. Gadsonは、実際にイラクで両脚を失った人なんだ…合成なんかなってちょっと思ってた…こういう娯楽大作でそういう人の起用が出来る(そして宇宙人にボコられて空中一回転までする)とか、何ていうか凄まじいお国柄だな…
ちなみに字幕はなっち。ホーマーというよりはホメロスの方が通じるような…いやまあいいか…