honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「トライアングル」

自閉症の子供を抱えるシングルマザーが、気晴らしに知り合いとのクルーズ旅行に参加するも、嵐に遭遇して…ってところから始まるループ地獄。なんか荒木飛呂彦っぽいというか(「ちょっと話を聞いて!」とイケメンを壁に押しつけると「ウ(怖いフォントで)」となるとことか。あ、押されるイケメンは「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワースの弟)、「ジョジョ」第4部終盤から逆転のカタルシスを抜いてみた感じというか。セッティングはすごい面白いんだ…。まあその辺で気になる人はチェックしてみてもいいかも。レンタルでもいいかも。〆の雰囲気はなかなかによい。
そう、逆転。あの客船から脱出するくだりで、“自分”を出し抜く瞬間がぜひとも欲しかったんだよね。「いや、あのループは主人公の『もうずっとこんな毎日が続くのか』という鬱々とした気持ちと『こんな日常、抜け出したい!』という焦燥が具現化したもので、そもそも…」とか言われても、そんなもん乗り越えてやっぱり求めてしまう。「分かっていたわ…“わたし”なら必ず…止めを刺しに来るだろうと…(と胸に斧が刺さったままの姿で立ち上がる)」「…?!」「分かっているわ…(ツナギの前をはだけると、胸に板を何枚も入れて防御していたのがわかる)…自分の性格は(さらに中から、短く切り詰めた銃を取り出して、撃つ)!(と同時に反動で海へ飛び込む)」みたいな、「これでいい…船の中の人間を皆…ということは“わたし”も含めて殺さないと…このループからは…!」とかナレーションで呟きつつ着水、みたいな…(以下、延々ジョジョの話しながら「ドラえもんだらけ」まで話は及んで「SUPER8」から「モールス」まで行き着いてもう全然関係ない話になっていく)