1・2巻を読んだとき以来何も書いてないなか、4巻が出たわけだけど。
- 作者: 堀尾省太
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: コミック
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分類すればまさに「未知なるものと出会い、それがもたらす極限状況下からの脱出をはかる」面白さ。同じカテゴリーにある漫画は「寄生獣」や「DEATH NOTE」とかかな。作者と読者の読み合い勝負っぽい感じの。
確かに、総じて見た目は地味で、キャラはいまいちはじけず(狙ってやってるけども)、わかりやすいバトル!って感じでもなく(言うなれば砂場でやる棒倒しみたいな感じw)、とっつきづらい人も多いかもしれないけど、そこに突如放り込まれる異形の「何か」に、有無を言わせぬ魅力を感じてしまう。「寄生獣」だって(特に前半は…)絵は決して上手くはなかったけど、それをはねのける程の圧倒的な何かがあって不朽の名作となったわけで、個人的にはあの作品をリアルタイムで読んでたとき*1を思い出す、めくるめく「どうなってんだこの現象…!」「どうすんだこの状況…!」を思う存分愉しむ漫画。重要そうな人物があっけなく退場し、背景に過ぎないと思われたキャラクターが突如として台頭し、馬鹿なやつが思いっきり馬鹿なことをしでかすさまが予測不可能でスリリングすぎる。
本当に続きが楽しみでしょうがない。5巻が出るのが冬とか、待つのが辛すぎる。そして上手いこと風呂敷が畳めたら拍手喝采だ!
ちなみに下書き状態での掲載が多いらしくて不評な連載は追ってないw