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「マチェーテ」


いい大人が寄ってたかって小学生が書いた脚本を映画化してみた!みたいな映画。いろいろ最高で笑い死にしそうになったのでおすすめせざるをえない。
とはいえ、基本線はちょっと驚くほどシリアスというか、実感に基づいているのがまた恐ろしいところ。「レジェンド・オブ・メキシコ」の時もそうだったし、なんだかんだで真面目だよね…
(ネタバレェーテを含みます)
ヒロイン陣、不祥事が多い順に露出率が高いのも実にリアルというかなんというか…リンジー・ローハン、どんだけ悪さしてんだよ…あ、3日拘束で撮りきったんだすげー!
ミシェル・ロドリゲスも素晴らしかったね。腹筋とかね。いやー、かなり死んだと思ったけど、相当のけぞったんだね(好意的に解釈しまくる)。あれがアリならチーチ・マリンだって復活してくれて全然構わないのに…
ジェシカ・アルバは普通だったね。あー敬虔なカトリックなんでヌードやセックスシーンはNGと。そうですか。
しかし、セガールの髪型なんだよありゃwおかしいんだけど何がおかしいのかわからない。何かで固めてる?
デ・ニーロ、こういう感じに気楽に演じてる役がいいね。シリアス系だとかなり演出サイドで演技を抑えないといけないような…
ドン・ジョンソンも、最後画面外で打たれてハンドル付近に血しぶきブシャッより、セガールと同じようなおいしい死に場所が欲しかったね。爆破でバラバラになるみたいな(まああれもそういう映画っぽいけど)。ああ、野沢那智の吹き替えがもう聞けないなんてね…
トム・サビーニも笑ったなあ。初登場時の殺し屋売り込み用動画(バイクに曲乗りしてるやつ)、個人的に撮ったのかなあ。あれおかしかったなあ。あれ、どうやって退場したっけ、全然思い出せないな…
あの跳ねる改造車、大黒パーキングエリアとかに集まってたやつ(今でも集まってんのかな…)も笑った。もう伝統芸能に近い。ガトリングをバイクに装着するとこの前フリのなさ加減も死んだ。
で、何はともあれ、ダニー・トレホな!なんだかんだで「途中で死んじゃう率」高い(「プレデターズ」とか「こんな強そうなオッサンでもやられちまう!やべえ!」と盛り上げる要員)からなー。最後まで出ずっぱりっての嬉しいね。
全体に敢えて漂わせてある自主映画っぽさが、とにかくなんともいとおしい。ミシェル・ロドリゲスのマブダチみたいな二人組の、絵ばっか描いてる方の「何か友達が映画撮るっていうんで来てみた」感もすばらしい。