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「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」

わかってない脚本家が書いた脚本を、わかってない*1監督が演出して出来上がった、惨憺たるありさまの映画。役者が気の毒と言う他ない。観客もかなり気の毒だけども。ギャラもらえないし。
○プロデューサーだか製作だか、とにかく脚本家と監督を起用した人が一番わかってないので交代。または誰かわかってる人にお願いして製作委員会に加わってもらう。
○その上でわかってる脚本家と監督を起用。
○ロボットは失笑されるだけで予算の無駄なので完全削除。わかってる監督ならそのままでOKだけど、やっぱり費用対効果を考えて削除の方向で。有りものの流用ならまあ。
○当初は「殺人」をしようと思い立った「犯人」が、対象と一対一の状況で対象に「被害者」という札をかけ、それきり対象は無言で横たわる「死体」になって、残されたメンバーが「犯人」を推理して見つけだす(「探偵」の推理が当たってるかどうかは「黒幕」が判定する)、ごっこ遊びのはずだったんだけど、ある時点で本物の死体が!…みたいな、段階を経て危険な領域に行く工夫。
○その後の人物の反応もごく自然なものにする。
○ドアを閉め切れば外の音が聞こえないのか、聞こえるのかを統一する。
○もう潔く「ホリプロ50周年記念密室デスゲームショー」にする。原作者は食事会に呼び出して粘り強く説得して「タイトルと原作クレジットだけであとはもう全部変えてもらっていいです」と念書を取る。
○「50周年のお祭りなんでどうかひとつ」とスケジュールをどうにかやりくりして「ホリプロといえばこの人」っていう俳優・タレントを出来るだけ出す。
伊集院光田口浩正のどっちかがゲームに参加。太目不足すぎる。
→探偵ゲームの側面もあるのに船越英一郎が出てこないとかありえないので絶対参加。おいしいところを持ってって片平なぎさと同時に早々に死ぬ(すぐ次の2時間ドラマ収録現場へ)。北大路欣也は主催者サイド・黒幕役に移動。筒井康隆も主催者サイド。
ピーター・フランクルは数学博士かつ大道芸人という本人そのままのキャラで経歴を生かして推理したり脱出を図ったりして死ぬ。
岩井志麻子も参加。武器は散弾銃(本人のを持ってきてもらって制作費を浮かす)。
鈴木砂羽も当然参加。シャワーシーンも辞さず*2。ありがとうございます。
水崎綾女も参加。華麗なアクション担当。
西川史子も参加。いつものキャラ。残虐な殺され方要員。
→劇中のデスゲーム配信時の司会は鹿賀丈史
○ゲームのルールは全部歌にして、溝口肇に作曲させ、ハト時計みたいに扉が開いて出てきた和田アキ子に歌わせる。「以上がゲームのルール〜♪文句が・ある奴・前に・出ろ!〜♪」(全員微動だに出来ず)
で、何はともあれ、皆さんの誰もが思う一番の問題は綾瀬はるかですよね。ホリプロバリヤーが強固すぎて、いつ脱皮すればいいのかと…。いつまで新米教師みたいな衣装なのか?いつ悪女を演じられるのか?いつ官能的な濡れ場に挑戦するのか?いつになったら「おっぱいバレー 完全版*3」は発売されるのか?熟成された美味いワインになるはずが酢になってはしまわないだろうか?

*1:「リング」のときはわかっていたはずなのに…

*2:劇中唯一のシャワーシーンが藤原竜也のでふいた。腋毛が綺麗に処理されててまたふいた。

*3:特典映像・もうひとつのエンディング「試合に勝っておっぱい見せるバージョン」。