honkyochiblog

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「宇宙ショーへようこそ」

良かった。実に良心的な、良質なジュブナイルというか、みんなどんだけ大長編ドラえもん好きなんだよっていう。いや俺も好きだ、基本だよねー。
バラエティに富んだ宇宙の光景といい、ばっちり回収される伏線といい、散りばめられた小ネタといい、藤原啓治声のキャラが小学二年生女子にだけ敬語を使う(四年生や五年生の女子にはタメ口)ところといい、ほぼ完璧な仕事っぷり。最後のは宇宙基準でもだめな感じですばらしい。よくわかってるね!とあのキャラの肩を叩きたい。まあ細かいとこを言えば言えるんだけど(敵の目的がややわかりづらいとか、武器を貸してあげろよとか、救出を決意するときの精神論っぷりとか)、こんだけ見せてくれればもう。
絵柄だけ見れば実に、夏休みの小学校の校庭でやる上映会で見たいアニメ映画って感じだけどね。大きな画面で見ておきたい。
そうそう、入場者にはフィルムがもらえるんだけど自分がもらえたのは「疲れきって寝てしまった小二女子」のカットだったのでそれもまたよし。
(そろそろネタバレを含むますがようこそ)
良心的なっていうのはあれね、「お金が欲しけりゃ働かなきゃいけない」と学んでいくとことかね。まあイマイチ学んでないのが藤原啓治声のキャラ(初見の驚きのためにどんなキャラかは伏せる親切設計)だったりするとこでずっこけるよね。だめだなー、君は。
つっかねえ、観てから一晩たったわけなんだけども、頭のどっかでなんとなく藤原啓治が声をアテたキャラのことを考えてたらしく、じわじわき始めたんだよね。
まあパンフ買ってなくて設定とか読んでないから映画本体からわかることだけだけど、あいつ、「自分は大学に残って研究続けていながら、かつて組んでた仲間がインディーズでバリバリやってるのに忸怩たる思いを抱いている」わけですよね…。教授だっていうんだから(「すごい!」って子どもらに言われたときの複雑な表情な!)まあいい歳だろうに、かつての仲間である女のことが忘れられないのか(写真飾ってる…)結婚もせず…親と同居で…出張に行った辺境の地で会った8歳くらいの女の子に懸想するとか、本当に…こう…
いやー、なんていうのかね…こういう方向のだめさ、クリティカルヒットするね…別に大学に残ったりしてないのに、おかしいけども…
まあそんな辺境の地で11歳くらいの女の子に股間ガン見されてブチ切れる気持ちはわかる。ありゃ失礼。ありえないわ。しかしアイドル志望の子の弟、初登場時に牧場で股間丸出しだったけど、意味があったのだろうか?w


しかし、つくづく、最近観るアニメ観るアニメが全部アニプレックス製作で、勢いすごいなあというか、なんか完全に包囲されてるって気もする。