honkyochiblog

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「グリーン・ゾーン」

重量級の真空って感じの映画。
中身が真空なのに(いやだからこそ?)、面白いのが厄介。
厄介だよ、この題材で面白くてどうするっていう。いやはや。
映画が面白いっていうのは、別に驚きの真相とか痛快な逆転劇とかがなくても、見せ方として可能なのだっていうね。
だってなあ、全人類強制参加型の負け戦へようこそ!っていう、底無し沼の直径がさらにでかくなるきっかけだもんなあ、これ…。マジで半端ない規模の…。
それをまたこんだけのパジェットできっちり娯楽映画にしちゃうってのもすごいことだよね…


そんなわけで、主人公の協力者となるイラク人・フレディのラストの叫びはかなり胸に迫るものがあった。いや、ほんとですよね…。
国防総省の高官は「リトル・ミス・サンシャイン」の父親をやったグレッグ・キニアだ。
CIAのエージェントをやったブレンダン・グリーソンもよかった。軽快な重鎮って感じ。
(まあでも、これ観る前にまだ観てなかったら「第9地区」をぜひ)