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「プリンセスと魔法のキス(字幕版)」

そんなこんなのすったもんだも吹き飛ぶ、評判がいいのもうなづける楽しさ。そして美味しそうさ。観終わったらタバスコきかせたガンボスープがすごく飲みたくなってるし、粉砂糖かけまくったおやつ・ベニエもかなり食べたくなってくる。世界にはうまそうな料理が多すぎて困る!「レジェンド・オブ・メキシコ」のコチニータ・ピビルもそうだけど、その国の歴史を踏まえた料理ネタは熱い。
物語はおなじみの「魔法でカエルにされた王子」に、「そのカエルにキスしたヒロインもカエルになっちゃったらどうだろう」と続けてみたことからふくらむ珍道中みたいな。どうだろう…っていやー、割と盲点っていうか、思いつかなかったのがなんかくやしいぞ。
やけくそ気味なギャグもツボ。カエルになっちゃった女主人公が犬に話しかけられて「犬が喋ってる!」って驚いてたら「それくらいで驚いてたらこの先やってけないぞ!」と王子がメタなツッコミを入れるとかね。いや、それはその通りなんだけど物語を見通せないはずの当事者が言うことじゃないだろw
んでどのキャラも、しっかり立ってて良いね。細かいとこでは主人公たちを食べようと追い回す猟師のおっさんの一人が、右手の指が二本しかない(仲間にツーフィンガーって呼ばれてる)とことかね。ああいう描写があると、それだけでどうにも負けた気になる。
ルイジアナの歴史を踏まえて、気のいいボンクラホタル・レイがフランス語まじりで喋るとかにも唸るなー。レイのエピソードのラスト、本当によかった。ああいう、セリフじゃなくて絵で示されるクライマックスに、ベタだろうがなんだろうがどうしようもなくグッとくる。あんなおしりかじり虫みたいな風体からこんな境地に達するとは全然予想できなかったね…この世にいない存在に憧れたことのある者すべての胸を打つ、とっておきの名場面なんですよ皆さん!いやー、初登場シーンでは主人公のカエルコンビに捕食されそうになってた(しかし最低な出会い方だ)のに!わかったよレイ、お前こそが主役だよ!そしてエヴァンジェリーンこそが真のヒロイン!