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「ハート・ロッカー」

戦場における爆弾処理班の日常、およびそこでしか生きられないスリルジャンキー列伝、みたいな。起きていることはそこそこ面白く、最後まで「おお」とか言いつつ見られるけど、主役を演じる人のせいか、脚本のせいか、そんな深みも感じられないというか登場人物に思い入れが出来なくて、だいたいにおいてどうでもよくなってしまって、まあつまるところ、そこそこ。
冒頭、主人公登場前のシーンの緊張感がハンパなくて「これは!」と身構えるものの、いよいよなところで監督が選ぶカット割りで「んー?」と思って、話が進むにつれてそういう違和感持つカットが目立ってきて、そんなこんなで最終的に「そこそこだな!」みたいな。あ、途中の狙撃戦はよかった。
名画座で、同じく中東の戦場を舞台にした作品(「ワールド・オブ・ライズ」とか「ジャーヘッド」とか)と二本立てだったんでたまたま観ちゃうとか、そういう出会いだとかなりお得感があるのではないか。オスカー取ったってんで観るぜ、ていう流れだとまた違うかな。んなこたないか。