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さようなら、はてなグループ…

「コララインとボタンの魔女 3D(字幕版)」


オリジナルの吹き替え、ダコタ・ファニングだぜ?それはもうこっちしかないでしょう!
実際、主人公のコララインってこけしみたいなシルエットだけど、これに動きがついて、ダコタ先生の声がのるとこれがもうね!
序盤の、家の中をウロウロしてるあたりでもう掴まれまくってた。もっともっとウロウロしててくれてもいいくらい。絨毯がちょっと浮いたのを踏んでみるとこもいいし、母親にお願いするときの唐突な子犬の真似とかもやばい。初登場時の黄色いレインコートもとてもよかった。最後の対決場面でも着てほしかった。意味はないけども、生地が堅そうでいいじゃんね。
しかしさ、これがCGだったら、キャラクターの表情変えるなんて全然余裕だろって感じだけど、ストップモーションアニメって、1コマ1コマ実際に人形を手でセッティングしてるわけだからね。それでこの表情の多彩さ!驚くよ。どんだけ人形の顔作ったんだ。気が遠くなる。というかイカレてる!とてもイカレてる!
脇のキャラも背景も小道具も、すみずみまで狂ってる感じでとてもいい。サーカスでの「今週のビックリドッキリメカ!」状態のネズミたちにもやられた。見てるだけで頬がゆるんでくるのを止められない。女優の婆さんが一皮むけるところも笑ったな。
痩せてて汚い猫、かわいがられてるわりにぞんざいな扱いをされる犬ってのも、シンプソンズ的で実にツボ。
そんなこんなで、ところどころ実にキモく、先端恐怖もいい感じで刺激されて、ホラーとしてもかなり満足。
何よりボタンの目な!子供が見たら絶対夢に出る。実写だったら大人だってうなされる。さあさあ観れ観れ、すぐに観れ。