honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「救った駿に怒られる」

店の中でぼーっとしていると、表で誰かが騒いでる。
目を向けるとその人は何かを指差して、俺に「おい、いいのかあれ」と怒鳴る。
出てみると、敷地の隅の機械の前で雨合羽を着た何者かがしゃがんで何かしている。
ちょっ、何してる、と手をかけるとそいつは振り向く。へらへらと笑う丸顔の中年男。全く見覚えはない。
野次馬の指摘でそいつは消防団員だと判明する。どうも火をつけようとしていたらしい。何て奴だ。
警察が来るのを待つ間、そいつは段々に開き直り、言動も挑発的になってくる。俺の手をふりほどき、野次馬(だんだんに増えてきた)にくってかかり始める。
と、そいつは野次馬の中に宮粼駿がいるのに気づくと、大声をあげて駿に掴みかかる。
駿があぶない!と思った俺は咄嗟に手元にあった鉛筆をふりかざすと割って入ってそいつを駿から引き離し、胸倉を掴んだまま地面に押し倒し、鉛筆を近づけて何かかっこいいことを言った。たぶん「駿に手を出すな!関係ないだろ!」みたいなことだった*1と思う。
警察にそいつを引き渡してから、消防署の車(最近救急車の後ろにくっついて走ってる赤い軽自動車)が来たのだが、そのタイミングで「ちょっとひとこといいですか」と駿が口を開く。
「やり方が良くない。あんな真似をしてまで助けてもらおうとは思わない」ええっ
その場の空気も一変。ああ確かにちょっとやりすぎだよね…。え、でも、だってあの時。
…と、釈然としないところで目を覚ました。
家から店まで自転車で走りながら、路地に目をやると、消火器の中身がぶち撒かれていた。
店に着いて3時間たってもまだ釈然としない。

*1:実際関係ないしな。何で出てきたんだ駿。何か観たわけでも、誰かと話したわけでもないのに。そして何で俺は勝間和代の夢を見ないんだろう。