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「宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―」

「アニメで宮本武蔵の虚像と実像を暴くドキュメンタリー」という情報を掴んで「ほほう」と期待してふだんの日よりずっと早起きして新宿に行ってみたら劇場前の立て看板の「09:50〜11:05」の「50」の上に「30」って貼ってあってその時既に9時30分を過ぎててなおかつ「※モーニングショーは予告なしで本編開始します」みたいな表示もあって「webとポスターには『09:50〜』ってあったのにそんなんアリかよ!」と青くなって「また出直すとかありえねえ…まあ一応受け付けで聞いてからにしよう…」と地下に降りたらどうも単に「9時30分から開場しますよ」の意味だったらしく「そんならそう書いとけよ!」とイラッとしながら席に着いたところでようやく「え、この映画、原案・脚本が押井守?」と思い至って「虚像と実像のなんたらかんたらで押井まもr…!罠よー!みんな逃げてー!」と甲高い声で叫びそうになったけど見回すと客席はそんなの百も承知で来てるツワモノばかりと見受けられて場内暗くなって、なんか蟹の工員が船で団結する映画と黒木メイサと菊チリン子と佐伯日菜子がコスプレして原っぱでCG大蛇とかと戦う押井の新作(でも佐伯日菜子を推すその姿勢だけは断固支持したい)の予告(予告はほとんどなくて本編開始しますね、という意味だったらしい)の後に始まったのが「…そんなん居酒屋のテーブルでチラシの裏にでも書いてたらいいじゃないですか」みたいな出来だったときの気持ちを分かっていただけるだろうか。うーんまあ、チャンバラシーンだけは悪くはないけどそれだけで劇場行ってモト取れるってこたあないしそもそもアニメじゃなきゃ表現不可能とかでもないし、何より全編を貫く「3DCGキャラによる解説」がどっかの田舎の郷土館とかのモニターで流れてる映像みたいなしろもので各パートの〆というかアクセントがいちいち「セットが倒れて博士がペチャンコになる」とか「助手の女の子キャラの振り回した武器で博士吹っ飛ぶ」とかでもういちいちいちいちシャクに触って。だいたい、「〜だったに違いありません」って言葉が何度も出てくるのってドキュメンタリーとしてどうなのか。それはあんたがそう思ってるだけだろ。「二刀流は、馬に乗っている時に馬の首を傷つけず左右からの敵と戦うことを考えて編み出されて云々」とかも「…え、じゃあそんときは手綱からは手を離すんですか?」とかそういうレベルで疑問に思っちゃうので、もうそういう時は「馬に乗れてなおかつ剣術の心得のある人」を呼んできて実際にやってもらうしかないんじゃないか、それくらいされないとガッテンボタンは押せないわってことで結論としてはこれは「押メンタリー」っていう新ジャンル。