honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「ハゲタカ」

面白かった。経済ものの映画は絶対数が少ないから、どんどん作ってほしい。エウレカセブン佐藤直紀の手がけたサントラ、おっさんの声の民族音楽っぽい曲*1好きなんだよね。話し合いがピリピリしてきてあれがかかってくる瞬間が好きだ。そして続編ではニューヨークを舞台に「腐ったアメリカを買い叩く/買い叩く/買い叩く」とやってほしい。そのときは志賀廣太郎嶋田久作の部下コンビも必須。あの二人の地味さ加減、かっこよすぎる。ティム?イラネ。
NHK電通が製作してても、中国共産党がバックにいる組織を悪役に出来るんだね。それもけっこう意外。いろいろ配慮してるんだろうに、それでも玉山鉄二のキャラの出自とかそのやり口の巧みさとか見るに、やっぱ中国ハンパねえなとも思う。
戻ってからシリーズの方を二話ほど見直したがいろいろ忘れてて面白かった。なるほど、映画の各所でシリーズのあれこれを繰り返しているのね。お金拾いシーンしかり、現地調査で休憩時間中にタバコすってる従業員に近づいていくシーンしかり。
しかしNHKご自慢の映像技術を駆使して撮影してるんだろうに、暗い場面の映像はどうなんだあれ。狙ってああなの?あと音楽使ってメロウにするところもいささか長い気がする。
しかし出番の殆どの時間タバコすって猫を撫でているだけの松田龍平を見ても、テレビシリーズで何をしでかしたか類推するのは不可能だ。あまりにやる気がなく暇そうで、とても旅館を取り戻して繁盛させているようには見えない。あのテンションで入り口にいるなよな。なんでここだけ意味なく無理があるんだ。
最後に、玉山鉄二玉木宏がごっちゃになってて本当にすいませんでした。玉しか合ってない。

*1:「拿羽」ってタイトル。iTunesにあった。