honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「だんだん めぐみ放浪篇」

「いや、すげーよ『だんだん』ボクシング篇につづく新展開」
「しまった…父親の吉田栄作が38歳にして19年ぶりにボクシングに復帰してボコボコにされたのを見ためぐみが芸妓になる数日前になっていきなり舞妓を辞めるって土下座したらその日のうちに祇園出ていけって言われてそのまま出てくまでしか見てない…ていうか正確に言うと週明けの今日の回を見逃した!」
「もうな、冒頭から血まみれで手作りナイフ片手に山の中を走るめぐみのカットなわけ」
「マジですか!」
「すごい、顔つきとか全然違うの。ありゃもう戦士の顔。服とかも猪の皮とかで作ってるし」
「何があったんでしょうか」
「今日の最後で、追っ手の黒い戦闘服着た男の喉笛切り裂いて噴き出た血で画面が真っ赤に染まったところで白い字の字幕で『1ヶ月前』ってバーンて出て祇園を出てくシーンに戻ったから明日からのお楽しみだな。赤いスイートピーが血飛沫の暗喩だったとは」
「なんという受信料払いがいのある公共放送。しかし追っ手って」
祇園側だな。足抜けなど許しまへんえってことだ」
「掟、そこまで厳しいんだ」
「芸妓って要は工作員だからさ、もう舞妓の段階で戦闘訓練もハンパじゃないし、元手もかかってるし、詰め込んだノウハウを他県に流されちゃ困るわな」
「そんな裏設定、全然気づきませんでした」
「京都の闇って奴だな。ほら、三味線ってあれ分解すると全部武器になるじゃん」
「ああ、それ何かで見たことあります。でも何つうか、伏線ありましたっけ?」
「今から思い返すと全部辻褄あってる。『納得いかねー』って言われてたとこ、全部この話が裏で進行してたからだった」
「ああ、双子の片方だけ引き取ったとか」
「うん、あれものぞみと入れ替わって島根県に破壊工作仕掛けるため」
「はじけてますな、さすが大阪制作」
「あの陰謀めぐらす役を藤村志保がやるから異常にリアリティがあるんだよな」
「でも嘘ですよね」
「うん」
「どうなったんだろ…」
「こう、東京側の工作員のキモスカの喉笛も一気に…愛してしまったが敵同士…殺るしかない…」
「人殺しに手を染める朝ドラヒロインって新しいですね」
「朝ドラ終わるんだったらこれくらいやんなきゃな」
「ああでも、せっかく全部の県を舞台にし終えるんだから、集大成的な話が見たいなー」