honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「アイアンマン」

面白かった。大画面で観るべき。
天才DQN社長を演じるロバート・ダウニー・JR*1は評判通りに素晴らしい。
ああいうものを洞窟でだって自作できるのが天才たるゆえん。バットマン資金力をバックに、部下に注文を出して作らせるけど、こっちは無一文でも自分でやっちゃいそうだもんなあ。そして空気を読まずにお約束を無視するのがまさにDQN。最後の一言は笑う。目が覚める思いだ。いいんだそれで!
監禁した彼が明らかに命じたものと違うものを作ってるのにとりあえず見守ってくれる敵にも笑う。やはり悪はこうでなくては。どう見てもミサイルじゃねええ。脚に鎧みたいのはめてキコキコやって、それでどうしてミサイルが出来ようかいや出来ない。
あー、会社の幹部の人、あれジェフ・ブリッジスかあ。頭剃ったんだ。ノリノリだなあ。
敵メカ(というかスーツ)、アイアンモンガーて。モンガーと聞くとサンバルカンしか思い出さないぜ。
グウィネス・パルトロウ演じる秘書・ペッパー・ポッツ(このリズミカルな名前、いいなあ)とのやり取りも軽やかでとても良い。泣き笑いみたいな表情もかわいい。
社長があまりにも何もしないので、社長が秘書の自分に対してやってると「お、いい社長だなあ」と好感を持たれる気遣い(誕生日のフォローとか)も自ら(社長の金で)やってたりするあたりも面白すぎる。自ら生み出し世界中にバラ撒いた武器と戦う社長といい勝負。マッチポンプコンビ。
ジェットブーツとジェット手袋だけ着けて、少しだけ浮かんだらツツツーと横に行っちゃって「ああダメダメ車の上行くな行くな」てとこも好きだ。ホーマーがやってるのを見るみたいに、安心して笑ってしまう。
ガレージから初めて飛んでみるところは、何かに急かされて出て、最初失敗しかかって、そこを音楽で盛り上げて、ババーン!みたいな「紅の豚」っぽい演出のがいいかなあ。
だけど、「エンドクレジット後にも続きがあります」と言われないと残らないような人に、あの続きを見せてもしょうがないんじゃないか。
銀色時代にちょこっと手でポーズ決めたところ、かわいい。チコッ。

*1:シンプソンズで、ハリウッドに行った一家が「あっロバートダウニーJRだ」「(警官隊と撃ち合ってるのを見て)新作はアクションなのね」「カメラ回ってないよ?」というくだりがあったのをよく思い出す。よくぞここまでと感無量。