honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「28日後…」

「『28秒後…』『28分後…』『28時間後…』まで付き合って嫌になって見るのを止めてた『28○後…』シリーズですが、『28週後…』『28ヶ月後…』『28年後…』『28世紀後…』と続くということなんで、腹を括って近所のビデオ屋にレンタル落ちの中古ビデオが210円で売ってたのを買ってようやく観ました。借りるより安いや」
「読まされる方もたまったもんじゃない素晴らしい前振りだ」
「やっぱ一作目が一番面白かったですよね」
「そうだな、タイトにまとまりつつ独自の美学もあってな。あれがなければシリーズそのものがないわけだし」
「上映時間が90秒と短いのも高ポイントです」
「そして続篇は神だった。炭鉱夫のおっちゃんの奮闘ぶりには泣いた」
「ただ三作目が…」
「まさに悪夢だったな」
「上映時間が一日越えとか正気じゃないですよ。鑑賞後の観客の目がオレンジ色になって凶暴化しましたし」
「製作始まる前からゴッタゴタしてたからな。キャストも脚本も監督も何度変わったか分からんくらい」
「まさに迷走してました」
「で、どうすんだ今さらVHSとか。場所食うぞ」
「読者の方に28円でお譲りします」
「送料の方がかかるな」
「じゃあ新宿とかに出たときにコインロッカーの上か公衆電話の下にガムテで貼り付け、28円の入金を確認したらその場所をメールで教えます」
「麻薬か身代金の受け渡しみたいな」
「じゃなかったら人んちのポストに無理やりプレゼントを…こう、義賊っぽく…」
「しかしレンタル落ちの画質、懐かしいな」
「ザラザラになってて、70年代の映画みたいでしたね」
「冒頭の研究所とかな」
「最新のテクノロジーも特に出てこないので、昔の映画だと言われてもあまり違和感ないですね」
「監督が時々思い出したように現代風にこだわる時があるな、くらい」
「オーソドックスにやらなくちゃと思ったんでしょうか」
「でまあ、その研究所に動物愛護原理主義者みたいなのが押し入って、まんまと地獄の蓋を開いてしまって本編開始だ」
「おお、ようやくタイトルまで来ました」
「主人公、どんだけ昏睡状態だったんだろうな」
「数日ってとこじゃないですかね」
「干からびて死んじゃうもんなあ」
「あの病院から全員いなくなるギリギリまで、処置はされてたんだろうと」
「で、目が覚めたらセカンドライフ状態」
「誰もいない」