honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

(注・愉快なエントリではありません。)
じいさんの一番下の弟が亡くなり、そのお骨を、
じいさんのすぐ下の弟(故人)の奥さん、通称「婦長」(看護婦だったため)が納骨まで預かってるというので、
線香をあげにいった。
いや何が納得いかないって、一番下の弟の人は小児麻痺を患っていて奥さんも子供もなく、
そういう場合、ひとり存命な、じいさんの下の下の弟(じいさんは七人兄弟)とか、
そういう直に血のつながりがある者が取り仕切るべきなんじゃないかと。
それが入院費も全然払わないわ葬式も出さないわでこのざまだ。家に置くのも拒否て。
婦長が「それじゃあんまりかわいそうだ」と行動してなかったらどうなってんだ。
婦長に仕事世話して貰って子供も大学にやって、今もお金がない訳じゃなかろうに。


こういう、なんか人が死んだ後の扱いで納得いかない事例は正直全然見たくないんだけど。
別に正義漢ぶるつもりもないが、近所のおばあさん、岩崎さんの一件は思い出すたびに腹わたが煮えくりかえる。
離れて暮らす、旦那(故人)の連れ子たちが、数ヶ月の入院ののち岩崎さんが亡くなった後、
本人が葬儀屋にあらかじめ払ってた葬式代を「葬式やらないことにしたから」と言って返金させたのだ。
これはさすがに驚いた。
信じがてえよ。よくそんな真似が出来るな。旦那は結婚後すぐに事故で死んでしまって、岩崎さんは女手ひとつで五人全員育てたんだぞ。「揉めるとかわいそうだから」と当時妊娠してた子供は堕ろし、「誰にも(子供たちにも)迷惑かけたくないからね」と言って自分の貯金から出しておいた葬式代だぞ。
いや、なんなんだろうか。
小野不由美の「屍鬼」の小ネタ、「ある目的のためにものすごく合理化される葬式」と同じような何とも言えない恐怖を感じる。
仕方ないのでその時はお墓まで線香をあげに行った。連れ子たちが火葬してすぐ墓に入れたからだ。火葬場に呼ばれてお経をあげた坊さんも「こんなの初めてだ」と言ったそうだ。(立ち会った隣の家のおばあさんから聞いた。)
岩崎さんの家はそうこうするうちに取り壊され、建て売りが建った。


信仰心がどうとか罰がどうとか、そういうことを言う気は全くないけど、故人の遺志を平気で無視して金を取るその神経が分からない。大飢饉の最中ってわけでもないだろう。単純に寝覚めが悪いと思うんだが。全く何も思わないのか。
なんだろう、俺の頭が固いだけなのだろうか。