honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「LOFT」

「(ネタバレを恐れない作用のある、ある種の泥を飲みながら)ぶうんぼぱべ!ぶば!」
「(全てを深読みする作用のある、ある種の泥を飲みながら)げほ、だいどうぼどうもー」
「まあいきなり言うのもどうかと思うが、ラストのトヨエツには爆笑した」
「観る前は笑う気は全然なかったんですが。こらえるの無理でした。現場も監督の『OKです』の声で笑いが起きたんじゃないかと」
「隣に座ってた金髪のあんちゃんと笑いのツボが一緒だったのも大きかったな」
「しかし大杉漣が登場するだけで笑うのは特殊な精神状態のような気もしますけども」
「それはただの条件反射だ。いやむしろそうするのが礼儀?『あ、毎度お疲れさまでーす』みたいな」
「こんな本人に対して失礼で、映画に対して不誠実な話もないですよ」
「ともあれある種のホラー映画には一部の人を爆笑させる作用があるのだ」
「高校の時の部活の部室で『ハロウィン』観たとき、後半酸欠になるくらい笑いっぱなしでした」
「妙にテンポが良かったり、あんまりに繰り返されたりすると、ネタが恐怖だろうが何だろうが、面白くなってきちゃうからな」
「いやしかしどうなんでしょうか。自分はミイラの映画を観に来たと思ったんですが」
「なぜか観終わる時には安達祐美の過去現在未来に思いを馳せていると」
「『回路』あたりからですかね。恐怖の対象がひとつの作品の中で複数になったのは」
「あの映画だと、呪われたサイトと、ドアに赤いガムテ貼った部屋と、ワンカットで飛び降りて地面に激突して死ぬ人と、触れて喋る幽霊と、真っ黒になって人が消えて、とかだったな」
「新しい形のホラーを考えてるのでしょうか」
「『一個にしちゃうとそれを克服しようって話になっちゃうから』とかそういう考えか」
「散漫になりはしませんかね?」
「『拡散する恐怖』を追求してるんだろ」
「もう少し丹念な啓蒙が必要だと思うんですが…いささかハイブロウな気が…」

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