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参考・「『虹の戦士号』爆破事件」

1985年7月、ニュージーランドの海域でグリーンピースの船「虹の戦士(レインボー・ウォーリアー)号」が爆破され、沈没。犯人としてDGSEの男女のスパイが逮捕され、当時のミッテラン政権を揺るがした。同船は、太平洋上でのフランスの核実験に抗議する行動を展開中だった。
迅速な逮捕となったのは、現場の遺留品や目撃者の存在など初歩的なミスが原因だった。
男性はアラン・マファール少佐、女性はドミニク・プリウール大尉。夫婦を装ってスイス国籍の偽造パスポートで入国していたが、そのパスポートも不完全なものだった。
核実験を巡って確執のあったフランスとニュージーランドの関係は泥沼に・・・。逮捕された二人は、アオ島に送られ、プリウール大尉は88年5月に39歳の高齢妊娠を理由にパリに移された。
プリウール大尉は軍人の娘で、夫も軍人。78年、リビアの官界に潜入し、80年10月ジェノヴァ港での軍事物資を積んだリビア船舶を爆破する作戦に貢献した。