「おもしろかったー!」
「イェース!」
「結論から申しまして」
「ましてぇ」
「深田恭子が気にならなくても、土屋アンナを知らなくても行くべき」
「べっきー」
(注・以下の会話は例によってネタバレ有りまくりです。なのでとっととくしゃくしゃの千円札を2枚握りしめて劇場に走り出して下さい。盗んだバイクで。行く先は劇場。必見です。)
「まあキャスティングの勝利といいましょうか」
「フカキョが華奢じゃないのがキャラに深みを与えつつクライマックスの展開に鬼のような説得力を与え、土屋アンナの生来のガラの悪さがヤンキー役にジャストフィーット」
「いや本当に柄が悪いの」
「『イタリア語会話』だっけ。土屋アンナ」
「そうそう」
「ジローラモさんいつボコり始めるかハラハラしながら見た」
「すごい緊張感」
「エピローグにまんまそんな感じのエピソードがあって笑った」
「さすがに綺麗なんだけどね」
「そりゃモデルだけに」
「出だしから快調な映画」
「アンナが出てくるまででもやけに面白い」
「面白い」
「時速は遅いのにすげー疾走感」
「2回目は何で走ってるか分かってるからなおさら燃えそう」
「んでクラッシュ」
「あっけに取られてから笑った」
「笑った。ガッシリしてるからほとんど心配もせず」
「んで話は過去に戻って」
「もどって」
「母役の篠原涼子すごい」
「ゲロすごい」
「篠原涼子自身のフィルモグラフィーもすごい」
「見事に一貫性がない」
「ちょっとすがすがしいくらい、ない」
「ゆうパックのCMはムカつくけど」
「あれは脚本がひどい」
「超やっつけ」
「父役の宮迫も面白い」
「おもしろい」
「伸びるよね」
「ピラニア軍団みたいに」
「いやそう言われても」
「若いひとはわがんねが」
(続く)
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