honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

「アイデンティティー」

「ぶひゃー」
「いやーおつかれさまでした」
「しんどかったなー」
「鑑賞の基本姿勢が逆ギレですからねー」
「全くとんだ目に会ったね」
「え?」
「誰だお前は」
「お、これは失敬。僕ぁ加山ひろしと言う者で」
「何かご用で」
「『和歌山』『広島』をもじって加山ひろしなんですよはっは」
「聞いてねー」
「まあまあ。おふたりの話す声が聞こえて、ちょいと気になりましてね」
「え、なにがですか?」
「まあひとつこれを読んでみてください」

ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりお腹も減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」
変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。
・・・なんか変だ。しょっぱい。変にしょっぱい。頭が痛い。
私は苦情を言った。
店長:「すいません作り直します。御代も結構です。」
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。今度は平気みたいだ。
私は店をでる。
しばらくして、私は気づいてしまった・・・
ここはとあるレストラン・・・
人気メニューは・・・ナポリタン・・・

「…」
「…」
「…」
「…?」
「どうです?」
「何がだ」
「この文章、何か奇妙じゃないですかね?」
「どうかな」
「何ですこれ」
「いや、あなたには聞いてない」
「…」
「何だこの文章は」
「おぉよくぞ聞いてくれました。発端はここなんですよ」
「『恐怖のナポリタン』?」
「皆が解釈に苦しんでます」
「まーた2ちゃんか」
「どうしたものでしょうかね」
「いや別にどうもしねー」
「まぁそう言わずに。いいですか?『ここはとあるレストラン』、で、『人気メニューはナポリタン』なんですよ」
「…」
「…」
「あ!」


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