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さようなら、はてなグループ…

苦難の道



さっき近所の電器店の中の人に「観たら返しといて。今日中に」と
ビデオを一本渡されたので今から観ようと思いますよ。
よく貸してくれるんですよ。こないだはエアチェックした『24』全部貸してくれました。でもまだ夜明けを迎えてません。3時くらい。
今日は映画です。
ただひとつ問題なのは色々あって既にオチを知ってしまっているということで。
タイトルは『アイデンティティー』ですよ。


「あのーすいません」
「グウ」
「あのー?」
「グウグウ」
「寝たふりですか」
「ふらねーよ!」
「あのですね」
「観ねーよ!」
「いや、ここはひとつ、観ときましょうよ。多分サスペンスホラーですよ。ホラーホラー」
「嘘だ!」
「いや多分そうですよ」
「お前あの『アザーズ』鑑賞を忘れたのかよ!」
「あああれも厳しいものがありましたね」
「井筒監督がテレビでオチ喋ってんのを聞いてから観るという暴挙!日に30時間の鍛錬という矛盾!豊潤でいて鮮烈なこの味わい!」
「まあ今回と同じケースで1円も払ってないんですけども」
「金の問題じゃねー」
「もはや運の問題ですかね。情報統制も」
「まあそんなわけだから、俺ではない人格を呼び出して、そいつと観て、そいつと語れ」
「いやそういうわけにも」
「ああ簡単簡単。自分の心を自ら傷つけて、放置しておきゃいいんだ」
「うあー」
「そのうち枝分かれして、いつの間にか別個の人格になろう」
「適当なことばっか言ってると怒られるのでは?」
「大丈夫!謝る用の人格を増やせばいい!」
「そんな器用に出来るもんですかね」
「気合だ!気合を入れれば何でも出来る!」
「精神分野で精神論ですか?」