honkyochiblog

honkyochinikkiから派生しました

「MAY-メイ-」

「ブー。イメージフォーラムブーッ」
「しかし先生、何か恨みでも?」
「ぶえーつーにーぃ」
「遺伝子か前世のレベルで何かあるんですね」
「どぅあー」
「客層もなんかいかにもな感じでしたね」
「ぶべらー」
「はいそんなわけでこの映画」
「ぅぁー」
「いやお願いしますよ」
「はーいそんなわけでー」
「はいはい」
「ホラーに新しいジャンル、『5月ホラー』が加わったわけー」
「またせっまいジャンルですねー」
「んなこたない。ちゃんと先行作品もある」
「ほうその作品は」
「ちょうど俺と俺の妹ぐらいの姉妹がいてな」
「はいはい」
「それがある日森の中で化け物に出会うわけよ」
「化け物」
「毛むくじゃらで、鋭い爪と牙を持つ、熊より大きい奴」
「おお」
「んで妹は姿を消してしまう」
「それはいけない」
「姉は妹を探して一人で森に行き」
「ああさらにあぶない」
「その化け物に妹を一緒に探してくれと頼む」
「え?」
「あああと、内臓がない、多足歩行の巨大な猫にも乗る。その化け物と一緒に」
「そりゃ『となりのトトロ』じゃないっすか!」
「妹は飢え死にしちゃうんだ」
「そりゃ併映作品だろ!」
「黙れ!父親の声が糸井重里なんだぞ!これ以上の恐怖があるか!」
「いやーあれもきついものがありましたねー」
「うぁいそんなわけでこの映画」
「おおようやく戻ってこれました」
「なんっっっかインディーズ映画っぽいんだよな。ああ悪い意味でな」
「ぽいとは?」
「全体的な作りの甘さってのか。脚本の詰めとか特殊効果とか」
「具体的にはどのへんで」
「最後に主人公、知り合った人のいいところをつなぎ合わせた、最強超獣ジャンボキングみたいなの作るじゃん」
「思いっ切りネタバ…でもないか。ジャンボキングとか言っても誰にも通じませんよ」
「わかりやすいたとえだと思うけどなー」
「まあ我々は以心伝心ですからあれですけど」
「分からない人はこことか読めばいい」
「ああここの文章いいですね。『ギャラクシー・クエスト』に出てくる、『番組の設定を自力で考証しまくる人』ですね」
「でまあ作るわけじゃん。『リミックス友達』をさ」
「はいはい」
「でも、死体つなげて縫っただけじゃそれは生きてないわけじゃん」
「話の流れ上そうなってますよね」
「それが冒頭のシーンにつながって、主人公の部品も加えることで動き出すわけじゃん」
「はいはい」
「なのによー」
「はい」
「最初っから首筋ピクピク動いてんだよ!」
「はー」
「最初はそれも演出で、動き出す前フリかと思ったけど」
「でもあれ主人公が自分の部品足す前ですしね」
「結局さー、ようはこれ脚本上で、こいつが動くところの全身像を撮るって指定があって、それのために誰かが中に入ってたってことじゃねえの?」
「ああどうなんでしょうね」
「でなんかまあ事情があってそれはやめになったけど、撮影は当初の仕込みのままで進んで」
「だからこうなったと」
「じゃねえのかなぁ」
「とか言って見直したら全然動いてなかったりして」
「まあそれならそれでもいいけどよー」
「ああここが不満の全部じゃないと」
「ぶつぶつぶつぶつ」
(続く…あ、わかった。リクエストがあったら続けることにしよう。『続く』って書いたやつは全部)

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