honkyochiblog

さようなら、はてなグループ…

第1話「開いた扉」
14年前。林、悟を発見し、良い記憶領域「ヤマ」を分け、「イメージ」の使い方を教える。
悟、「ドア」のイメージを使い始める。
「良い記憶領域「ヤマ」を破壊されると人は潰れる。」
第2話「潰し屋」
現在。飲み屋を経営する健治の相棒、横田に、悟が暗示をかけ、自殺に見せかけて殺す。
健治の記憶を操作するのに派遣された(と桂木が言う)「潰し屋」が司とヒロキであった。
第3話「メンドーなこと」
しかし実際は桂木こそが旧世代に属する「潰し屋」で、「イメージ」は使えない。
健治の処遇をめぐってヒロキ、すぐ潰そうとする桂木に怒りを覚え、つい過去の記憶領域に「飛ばし」てしまう。
「『イメージ』を使える能力者は、対象の過去の記憶領域に対象を追いやることが出来る。」
「悪い記憶領域「タニ」を破壊されても人は潰れる。」
司、健治の記憶を改竄し健治の中の横田を悪人にすることにより潰さないでおくことを提案。桂木も一応それを了承する。
第4話「ピクニック」
健治の記憶に侵入する司とヒロキ。
司のイメージ「水」は移動スピードが遅いため、ヒロキのイメージ「金魚」の尻尾に水滴となってくっついて侵入する。
二人は健治の記憶の中で横田の悪いイメージを探す。
新世代のやり方が面白くない桂木、悟と一緒に健治の記憶に乱入し、潰そうとする。
第5話「桂木、乱入」
「能力者は普段、自分の精神に『鍵』を掛けて、他人の精神に感応しないようにしている。」
「『鍵』を頑丈に掛けている能力者は、対象に触れることによってこれを解除し、『トランス(精神に侵入)』することができる。」
「ヒロキのような能力者は、そうして乱入してきた者を、『イメージ』の力で逆にはじき出すことも出来る。」
「能力者の、『ヤマ』を分けてくれた者への執着は、非常に強いものである。」
健治の「ヤマ」は、横田との会話によって構成されていて、それを変えてしまっては辻褄が合わなくなってしまう恐れが。
第6話「ヤマの景色」
司とヒロキ、辻褄が合うように横田が言った言葉を桂木が言ったことに「スリカエ」ることで健治を救う。
しかし、そんな健治の「ヤマ」は非常に味気ないものになってしまい、人格にも影響を与えた様子。
ヒロキ、そもそもの原因を作った桂木に対する怒りがおさまらず、次の仕事を拒否する、と言い出す。
この仕事を辞めて司と二人で店をやりたいと言う。
司、桂木と二人きりになると敬語を使わなくなる。司の方が上の立場だが、ヒロキの前ではそれを隠しているらしい。司、「絶対に手放すわけにはいかないペット」ヒロキのために店を手配しろと桂木に命令。(※ここで初めて「ペット」という言葉が出る。)
第7話「伝書鳩

第8話「『ヤマ』親」

第9話「袋の林」

第10話「おかえり」

第11話「ベイビー・バタフライ」

第12話「失敗」

第13話「鍵」

第14話「ポインター

第15話「裏技」

第16話「桂木、焦る!」

第17話「濡れない水」

第18話「逆バージョン」

第19話「ボーイ・ミーツ・ガール」

第20話「ハッピー・アイスクリーム」

第21話「夢で逢いましょう」

第22話「『必要』の方程式(1)」

第23話「『必要』の方程式(2)」

第24話「蝶使い」
香港。ロンのような潰し屋は、「ベビー」と呼ばれるメイリンを使うことにより、他人の記憶改竄が出来るようになる。現実世界では意識のないメイリンだが、記憶領域の中では、それなりに意識があることがわかる。
第25話「汚れるヤマ」
ロン、上海のボスの息子の記憶を改竄することに成功する。「鍵」のない(=「ヤマ」を「タニ」で囲っていない)メイリンの「ヤマ」には次々と他人の「タニ」の構成物が流れ込んできて汚れていくのだが、メイリンには成す術がなく、林に教わった通りに自らのイメージの元になった蝶を見続け、林が来るのをひたすら待つ他ない。
第26話「リベンジ」
社長は18年前、今回の標的である上海のボスに「気功術師」の祖たる父親を殺されていた。(その後、社長の手により、『会社』の気功術師は全員始末された。)社長はメイリンを使い、上海のボスの記憶を改竄し、自らの意のままに動くようにする。
第27話「策謀」
日本。「会社」は上海攻略の仕上げとして、ボスの隠し子である中国大使をパーティー会場で潰そうと準備している。ジンは再び悟に「社員」になれと誘う。司はヒロキに「同じ能力を持っているからといって悟を信用するな」と言う。司、悟を潰す(そしてヒロキと二人だけになる)のを想像すると感情を抑えきれない。
第28話「仕事」

第29話「アクシデント」

第30話「痕跡」

第31話「風の道」

第32話「同じ『ヤマ』」

第33話「亡霊」

第34話「光魚」

第35話「碧水」

第36話「ペット」

第37話「矛盾」

第38話「裏切り」

第39話「壊れた水槽」

第40話「チャンス」

第41話「再会」

第42話「伝言」

第43話「シナリオ」

第44話「虹」

第45話「迎蝶」

第46話「成長するドア」

第47話「キーワード」

第48話「MO」

第49話「約束」

第50話「砕けた封印」

第51話「願い」

第52話「ただいま」

第53話「我愛你」

第54話「逃走」

最終話「始まりの『場所』」


1921 陳天雄(陳家の爺さん、享年82歳)生誕
   
1973 ロン生誕
197X レンレン、気功術師によりケア
197X 林、気功術師により訓練
197X レンレン、気功術師を潰し、初代潰し屋にケアが難しくなる
197X 林、レンレンをケア
197X 桂木来中
197X 桂木、林に日本語を教える。桂木レンレンと接触
1978 司生誕
1979 ジン生誕。レンレン死亡
1979〜80 桂木、林によってレンレンとの記憶を隠される
1984 悟生誕
1985 白世昌(パイスーチャン、気功術師のボス。社長とレンレンの父)陳によって殺害
198X 社長整形
198X 林、裏切り者を見つけ出す
198X 社長、気功術師を皆殺しに
198X 林、司を見つけだす
1991 林、悟(7歳)を見つけだす
1991 司(13歳)、林と離され桂木に→ロンに
199X 林、免許取る。司、真似して免許取ろうとする。
199X 司、ヒロキを見つけだす。
199X 林、メイリンを見つけだす
199X 司、ロンに『ベビー』の作り方を提案
199X メイリン、林からロンへ
2001 林、北京で「会社」から逃亡
2003 林、日本で潜伏中のところを発見される

3巻。悟が「俺が林さんに会ったのは12年前だぜ」っていう記述がある。司と林が引き離されたのはほぼ同時だから91年と決定。

(2003年現在)
ロン 30歳
司  25歳
ジン 24歳
悟  19歳